言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2010'01.13.Wed
仕事中に新成人のお姉ちゃんをいっぱい見たら楽しくなって来ちゃって、勢いで書いた謙也の成人式。ただし謙也が成人式の段階で生後半年の子どもがいるという前提の元です。もちろん光様が生みました。
また女子が泣く話です。って言ったら友達がいつものことや、って言ってた。ちなみに謙也が泣かす。光が女を泣かす=謙也が悪いの図式。
多分四天っ子の成人式は場所ばらばらだと思うんだけど、一緒の方が楽しいので同じ会場ってことにしてます。ほら、なんか申請したら場所変えれるじゃん。
白石はただのイケメンなんでしょうが、気になるのは小春です。スーツの小春てもしかして超かっこいいんじゃね……!?あとは銀さんね。スーツならどこのSP?って成人式の間中ささやかれますね。袴着て欲しい気がするけどでもスーツ見たい!
あと名前だけ出てくる大門ってのは、大分前から私と友達の間ではレギュラーキャラになっている保健室の先生です。モデルはハイスコアの大門。まんま。ただしビジュアルはホスト説もあるんですが、ハイスコア大門と光様のおいかけっこみたいからやっぱりあのいかついのでもいいな。
また女子が泣く話です。って言ったら友達がいつものことや、って言ってた。ちなみに謙也が泣かす。光が女を泣かす=謙也が悪いの図式。
多分四天っ子の成人式は場所ばらばらだと思うんだけど、一緒の方が楽しいので同じ会場ってことにしてます。ほら、なんか申請したら場所変えれるじゃん。
白石はただのイケメンなんでしょうが、気になるのは小春です。スーツの小春てもしかして超かっこいいんじゃね……!?あとは銀さんね。スーツならどこのSP?って成人式の間中ささやかれますね。袴着て欲しい気がするけどでもスーツ見たい!
あと名前だけ出てくる大門ってのは、大分前から私と友達の間ではレギュラーキャラになっている保健室の先生です。モデルはハイスコアの大門。まんま。ただしビジュアルはホスト説もあるんですが、ハイスコア大門と光様のおいかけっこみたいからやっぱりあのいかついのでもいいな。
「おーっ、謙也ー!久しぶ……暴れんなよ?」
「暴れへんわっ!」
久しぶりに顔を見たかつてのクラスメイトは、だってそれ暴れる気まんまんやろ、と失礼なことを言う。確かに、昔からトレードマークにしてきた金髪に袴姿を見たとき、両親は爆笑した。ついでに朝から出会ったユウジや白石も同様だ。
「自分らほんまひどいわ!」
「いや、袴に金パの新成人て確実警戒されるやろ」
「何もせえへんわ!俺もう大人やし!」
「出来婚のやつが何を偉そうに」
「えっ、謙也結婚したん!?」
謙也の背後から現れた白石に食いつく友人に、白石は笑ってみせる。後で嫁見れるんちゃう、と楽しげだ。
「え、マジで?」
「来るって言うとったもんな」
「小春らの顔見に来るって言うてたで。まあ多分それはただの言い訳で、俺着付けして直接会場きたから袴姿のかっこいい俺を見に来るんやと思うけどな」
「黙れ未成年者」
「そっ、それは言うたらあかんやろ!誕生日まだでも俺も新成人やし!」
「七五三の謙也見るぐらいならスーツの俺やろ」
「白石なんかただのホストやん!」
「ただのヤンキーに言われたないわー」
「白石ら何しとん、式はじまんで」
小春をエスコートして会場に入っていくユウジを見て、友人ははぁ、と溜息をついた。
「なんやねん」
「テニス部って変わらへんな」
今日は成人式だ。
*
「謙也~!明けましておめでとう!」
堅苦しい式も終わり、解放された新成人はもちろんすぐには帰らない。会場の外で友人と話しているとバシッと肩を叩かれて、振り返れば久しぶりに見る懐かしい顔だ。そこまではわかったが華やかな振り袖にそれに合わせた髪型で、誰だか少し考える。
「お、おー!?小林!?うわ、化けたなぁ」
「死ねよ」
「新年早々物騒やな」
「綺麗になったなぁぐらい言えへんの!?」
「どうせ振り袖効果やって」
「うわー!マジうざい!」
「あれ、小林さん?めっちゃ綺麗になったなぁ」
「あ、白石」
「着物も似合てるなぁ。小林さん着物似合いそうやとは思っとったけど」
「……白石みたいにたらせとは言わん、でも謙也もこれぐらい言ってみい」
「俺正直者やから」
「逮捕されろ」
「暴れへんて!」
「こいつも人の親やねんで、信じられへんやろ」
「えっ?」
「大黒柱やでぇ~」
にやにや笑う謙也に目を丸くするのを見て、白石だけが溜息をつく。ここまでくると謙也の鈍感さがわざとであってほしいぐらいだ。
「け……んや、結婚したん……?」
「おう。あ、子ども見る!?見る!?めっちゃかわいいで!おーい小春~、敦士貸して~」
「も~、あっくんはおもちゃちゃうんやから」
「敦士~」
謙也に呼ばれた小春が人波の間から顔を出す。その腕に抱えられているのはまだ赤ちゃんと呼べる小さな子どもで、人懐っこいのか、人混みにも動じずきゃっきゃと笑っている。謙也が小春からその子を受け取れば、否が応でもふたりが血縁だと知れた。そっくり、だ。
「ほら敦士~、パパのお友達やで~」
「パパって面か」
「……白石」
「何?」
トーンのさがった友人の声に、白石は溜息混じりで返す。これから始まる同窓会は、彼女の相手をすることになりそうだ。謙也は息子を抱けばもう何が目的で呼んだのかを忘れ、頬ずりをして見せびらかせている。
「謙也の奥さんってあたしも知ってる人?」
「知っとるやろ。小林さんがネタやとしか思ってへんかっただけで」
「は?」
「ほら、嫁来たで」
正装した新成人の間を縫って現れたのはライダースジャケットの男。場にそぐわないラフな格好で謙也の隣に立たれると、謙也が更に柄が悪そうに見える。
「光!」
「男前にしてもらいましたねぇ」
「やろやろ!袴似合うやろ!みんな暴れんなよって言うんや、ひどいやろ」
「暴れるなら未成年のうちにどうぞ」
「せえへんって!」
「……財前くん……?」
謙也の腕の中で笑っている子どもの頬をつついていた彼は顔を上げる。顔は知っている。親しくしなかったのは、したくなかったからだ。
「財前ちゃいますよ」
「白石どういうこと!?」
「いやだから、財前光やのうて忍足光やねん」
「はぁ!?何年おんなじネタ引っ張っとんの!?」
「誰がネタでガキ生むか」
鼻で笑う光を睨みつけるが、痛くもなさそうだ。こんな性格の悪いおかんであの子は大丈夫なんかな、白石の心配は尽きない。
「何それ……ほんまなん?」
「ほんまに」
「嘘やぁ……それやったらあたしかて……」
「……謙也さんのこと好きやったんすか?」
「そうや!あんたみたいなやつに取られるんやったらあたしにもチャンスあったのに!」
「はぁ?アホなこと言わんといてくれます?俺があのアホつなぎとめるためにどんっだけ努力したと思ってんねん。なんで諦めたんかなんて興味ないけどいっぺん諦めといて今更うだうだ言いなや。今からでも欲しいんやったら奪ってみいや、そしたら俺の努力知れるやろ。俺が女やったらもっと簡単に手に入れとるっちゅーねん」
「なっ……」
「何?何の話しとんの?」
修羅場だと言うことには気づかずに割り込んでくる謙也を光が睨みつける。一瞬ひるむ謙也に溜息をついたのは白石も一緒だ。
「俺がどれだけ謙也さんのこと好きかって話や」
「えっ?それ俺には聞かせてくれへんの?」
「聞かせへんわアホ」
「あ、アホて……あっくん~、光様がいじめてくる~」
「いじめられたいんやろ?いじめられときや」
「えっ、いや、いじめられたいっていうか構ってもらえるのは嬉しいけどなんかちょっと違うっちゅーか、あ、いや、いいです」
「自己完結するなら口に出さんといてくれますか。ほな敦士、帰ろか」
「帰んの?」
「謙也さん同窓会行くんやろ。こんな寒いのにいつまでも敦士連れてうろうろできひんわ」
「せやけど~」
「同窓会で盛り上がるのは構いませんけど、俺と敦士がおるの忘れんで適度に騒いで下さいね。ほな、小春先輩らに挨拶したら帰りますわ。あと大門来とったし」
「あ、大門来とんの?ほな俺も一緒に行くわ。小林も同窓会来るやろ?また後でな!」
親子と一緒に逃げようとした白石は一瞬早く捕まった。白石の腕を捕まえる手に殺意を感じる。
「なんであたし謙也のせいで成人式に最低な思い出作らなあかんの……!」
「それ、あとで本人に言ってくれん?」
寄り添う後ろ姿は幸せそうだ。しゃーないから敦士のためにここは俺がひと肌脱ぐか、複雑な感情に震える彼女の肩を叩く。
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