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言い訳置き場

言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。

2025'01.19.Sun
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2008'02.26.Tue
なんか……うん、放置ですいません。書いてるネタはあるのですが、なかなか、なかなか……2.5じげんにゆらいでいたりとか

あまりにも放置なので、前から書きかけていたはいいものの、収拾がつかなくなりそうで行き場をなくしていた頭の悪いパラレルを小ネタとして。中途半端です。
ニオブンですがブン太が女の子です。幸村も女の子です。赤也も女の子です。真田はおっさ先生です。そんな頭の悪いパラレルです。ブン太はきょにゅうだと譲りません。
あと個人的なこだわりとして、女体であろうとなんだろうと名前と喋り方は変えません。ブン太はブン太です。

なんかとりあえず、すいませんとしか。
女の子は大好きです。幸村は断然じるすちゅあーとです。まあ中学生設定で書きかけちゃったわけですけど、高校設定にしたらもう断然ジル。ジルのチークがほしいのは私です。可愛くてたまらん。
赤也はマジョリカ辺りでお勉強から。マジョリカといえば限定で出てたグリーン系のシャドウが綺麗だったので買ってしまったわけですが果たしてこの春にどれぐらい使えるのだろうか。去年ランコムで出てた限定のパレットも超可愛かったけどお財布がね!
柳はいぷさで真田はちふれでよろしいんじゃないですが。柳生さんはしゃねるで。

あ、愛用ブランドを考えるのは前に他ジャンルで女体本作ったときの名残です。設定集っぽく作ったので。笑
仁王にはらんこむ、ブン太にはふぁしおを推進します。

頭悪くてすいません。


--------------------

お気に入りの下着を着けて、鏡の前でぐっと胸を整える。きれいにできた谷間に満足し、そして早くも緊張してきて息をゆっくり吐き出した。自慢じゃないが胸は大きい。この谷間を前に目をやらなかった男はいないのだから、大丈夫だと自分に言い聞かせる。あいつだっていっつも見てるじゃないか、緊張のせいではちきれるんじゃないかと思う胸を手のひらにおさめて、実際おさまらないのだが、鏡を見て気合いを入れた。いいもの持ってんだからそれ使え、男は体から捕まえろ!友人のアドバイスが蘇る。バカらしいとわかっていても、それにすがらなくては進展できないのも事実だろうと思う。ヤリチンに惚れた俺が悪い、溜息をついてシャツを羽織った。どうしてあんな男を好きになってしまったんだろう、その問いに自分で答える。

(顔が好みだから……)

お互い様だ。思い浮かべる愛しい人は、いつも女を目で追っている。厳密には谷間を。谷間があれば誰でもいいのかよ!というつっこみは、顔がよけりゃ誰でもいいのかよ!とつっこまれた自分にはできない。気づけば時間になっていて、荷物もそこそこに家を飛び出す。
いつもの待ち合わせ場所には幸村が先に着いていて、息を吐いてその白さを見ていたが、走ってきた丸井に気づいてにこりと笑った。おはよう、と荒い息の間から挨拶をすれば、風で乱れた髪を耳にかけながら涼やかな声でおはよう、と返す。以前雪の降る日に白いコートを着た彼女を見かけたが、雪女のような美しさだと思った。そんな笑みに未だに時々怯んでしまう。特に今日は。

「ふふっ、寝坊?寝癖だ」

丸井の頭をちょいと撫で、幸村は笑ってのぞき込んでくる。直したつもりだったのに。口をへの字にして、幸村に促されるままに歩きだした。

「やっぱり今日やだ、やめようかな」
「えー、絶対今日!寝癖なら直してあげるし!」
「なんで幸村くん今日にこだわるの?」
「俺のラッキーデーだから」
「……あ、そう……」

自分をかわいがってくれるこの友人は時々理不尽だ。痴漢にあったのを助けてくれたこともあり、頼もしい友人であるのと同時に、立ち向かいたくない人物でもある。彼女の言ったことはなんだかんだで外れたことがないから、……この告白だって決めたのだが。うつむいてしまった隣で幸村が息を吐き、丸井の胸元をつつく。

「大丈夫だって、仁王もこんな可愛い子に告られて悪い気はしないよ。俺仁王の好みなら知り尽くしてるんだから」
「うー……」
「あれ、リボンは?」
「あっ、忘れた!」
「まあこれはこれでいいんじゃない?谷間見せて迫ればイチコロだって。……ホントは仁王なんかにあげるのもったいないんだけどなあ。可愛いのに、なんで仁王なの?性格悪いよあいつ……あ、仁王だ」前を歩く仁王に気づき、幸村が後ろから声をかける。心の準備ができていなかった丸井はヒッと息を飲んだ。振り返った仁王は幸村を見てわずかに顔をしかめたが、隠れるようにしている丸井に気づいてわずかに表情を緩める。
「なぁに~、その顔!」
「朝っぱらからつまらんもん見たなあと」
「素直すぎるのは損だよ。幼なじみにおはようぐらい言ったら?」
「丸井、おはようさん」
「お、おはよう」
「……いいけどね。仁王今日の放課後空けといて」
「えー何?なんか怖いんじゃけど。なあ丸井、こいつから呼び出しってなあ」
「……幸村くん」
「ま、教室で待っててよ」

腰の辺りを殴る仕草で訴えるが幸村は振り返りもしない。笑っている仁王にも見透かされているようで体温が上がってくる。平静を心がけて話をしながら学校へ向かうと、校門の辺りが賑やかだ。あっと思ったときには遅く、仁王!と怒鳴り声が飛んできて肩をすくめる。

「うっわ、仁王のせいでうるさいのに捕まった」
「俺かい」
「その派手な頭以外の何」
「隣におるじゃろうが、向こう側に」
「俺のは地毛なんだよ!」

こそこそ話をしているともう一度怒声が飛ぶ。舌打ちをする仁王の前に教師が立った。立海の閻魔大王の登場だ。久しぶりの抜き打ち検査のせいか気合いが入っている。

「ズボンを上げてシャツを入れろ、それから髪!何度言えばわかるんだ!」
「朝っぱらから暑苦しい……何度言えば気が済むんじゃ」
「何だと!?」
「真田先生おはようございます!」
「ああ、幸村おはよう。お前に検査は無用だろう」
「贔屓じゃ~」
「黙れ!ひと目見ればお前との差は一目瞭然!お前はもう少し幸村を見習え」
「……『おはようございます真田先生っ!』」
「そこじゃない!」
「なんじゃ、スカートでもはけっちゅーんかと」
「屁理屈ばかりこねおって……丸井、タイはどうした」
「え?あっ!……わ、忘れました」
「どいつもこいつもたるんどる!気の緩みがそうして表れるのだ!」
「普段は忘れねーもん……」
「忘れたことに変わりはない。ふたりは残れ、幸村は行っていいぞ」
「じゃあねブン太、先行ってる」
「さっさと行ってまえ。あいつとふたりやのうてよかったわ」

振り返った仁王が笑っていて、思いがけない表情にぐっと体を堅くする。もしかしてラッキー?思った瞬間に寝癖を思い出した。最低だ!頭を抱えたくなるところに柳生が近づいてくる。学生証を出して下さい、真面目な風紀委員に唇をとがらせて鞄を探った。よりにもよって今日じゃなくてもいいのに。幸村のラッキーデーでも自分のアンラッキーデーだ。

「あ、真田ぁ俺学生証持っとらん」
「またか!」
「仁王くんもこりませんね」
「俺来年風紀委員やるわ、いつ抜き打ちかわかるけん」
「君は来年も中等部へ通うおつもりですか」
「お前のようなやつが風紀委員など示しがつかんわ」
「まあ私も仁王くんの番号など覚えましたけどね……はい丸井さん、学生証お返しします」
「あーっ、丸井先輩だ」
「よう赤也、今日は遅刻じゃねえのかよ」
「遅刻しなかったと思ったらコレっすよ」

溜息をついて、後輩は胸元を指さす。何日か前に校章なくしたと言っていたがまだ戻っていないらしい。

「お前校章バレるってどんだけ目ェつけられてんだ」
「丸井先輩は?」
「リボン」
「あ、ほんとだ。……この、リボンがないだけで谷間が見えるってどーなんすか」
「つつくな!」

切原から体を背けて胸元を守ると仁王と向かい合ってしまい、慌てて更に体を返す。露骨すぎたと後悔してももう遅い。ほんとに今日厄日なんじゃねえの。早退してやろうかとさえ思うが、幸村から逃げられるとは思えない。放課後を待つには長すぎた。

 

*


「どこ行ったんじゃ、あいつ。人待たせよって。丸井知らんの?」
「さあ……」

仁王が舌打ちをしたのを聞いて泣きたくなる。放課後になるなり教室を飛び出した幸村が来るわけがない。話し相手にと前の席にいた仁王だが、流石に20分も待たされればこうもなるだろう。目に見えてイライラしている仁王を前に、どう告白しろと言うのだ。髪よし、化粧よし、おっぱいよし。幸村の指差し確認が最悪だったことを思い出す。しかしこのままでは仁王の苛立ちが募るばかりだ。覚悟を決めて仁王を見る。後輩からぶんどってきた携帯ゲーム機を投げやりに操作している横顔は眉間にしわを寄せている。

「……あのさ、仁王」
「んー?」
「その……ごめん、幸村くん、多分来ない」
「……帰ったんか?」
「多分……」

はぁ、と大きく溜息をついて仁王は目元を覆った。ゲーム機をぱたんと閉じたので、帰られるかと思い慌てて袖を掴む。

「違うんだ、あの」
「はめられた」
「へ?」
「すまん、丸井もあいつに残されたんじゃろ?悪かったな巻き込んで」
「や、俺は」
「ちょっと待って」
「……う、うん……?」

椅子を丸井に向けて、うつむいた仁王のつむじが見える。ふわふわとした髪が鼻先にあるのが触れるよりも緊張した。待てとはなんだろう。……もし、仁王が幸村のことを好きなら、と考えたことがある。幼なじみという関係であるとはいえ仁王が一番親しい、それこそ恋愛感情と無縁で付き合っているのは幸村だけだろう。だからこそ仁王が大事にしていることはわかる。もしそんな相談を今されたら、と思うとさっと血の気が引いてきた。スカートの上でそろえた手をきゅっとかたくし、仁王同様うつむいてしまう。

「に、……仁王」
「お前さんが好きじゃ」
「……へ?」
「散々軽い態度見せとるしタチの悪いこともしとる。信用ないかもしれんけど、俺が本気やって幸村に聞いてもらえばわかるけん」
「……幸村くん?」
「……ずっと告白せいってやかましかったんじゃ」

ならば、幸村は告白の成功を知っていたのだ。それでもまだドッキリの恐怖が拭えず、恐る恐る顔を上げると少し赤い顔がある。どきどきとうるさい体が悪い考えを押し出していく。都合のいい方にしか考えられないのは性格だ。

「……返事は幸村に確認してからでもええから、つき合ってほしい」
「うん」
「……うん?」
「俺も仁王が好き」

今度は仁王が目を丸くする番だった。うろたえたのか手からゲームを落とし、慌てて見下ろしたが拾わずにすぐ丸井を見る。ほんまに?上擦った声に頷いた。

「俺とつき合って下さい」
「……あ~もう……幸村から聞いとった?」
「違うよ、幸村くんには俺もはめられた。……俺も告白しろって言われてたし」
「あーあ、幸村に感謝せんといかん日が来るとは……帰るか」
「……うん」

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