真田戦

多分立海の中で真田はひとり異色なんだと思う。ひとりだけ青学に近い性質というか、なんつーか。
確かに立海は3連覇を目標にして試合をするわけだけど、チームの勝利に特に固執してるのは真田だけに見える。あとのメンバーは多分自分の1勝、がまず頭にあるんじゃねぇのかなぁ。チームで勝つってよりは自分が勝つ、て感じ。自分が勝てばチームは勝つ、ぐらいかな。それは他のメンバーの勝利を当然と思っているからで、強さというか実力のある証拠なんだけど。

立海と青学の構図はすごくシンメトリーなところが多くて、関東大会がわかりやすいけど。幸村、手塚の柱不在とか。
必ずしも同じ組み合わせでシンメトリーになるわけじゃないけど、全国立海だと幸村とリョーマが「一度テニスから離れた人」になるのね。違うのが思い出させ方でさ、青学はみんなで協力するわけだけど、立海は幸村ひとりでリハビリするわけでしょ。
全国手塚真田戦で幸村の指示に真田が戸惑ってたのは今まではそんな戦い方をしてなかったってことで、でもその中で真田だけがリョーマの記憶を取り戻す手伝いに行くわけ、それはつまり幸村に今まで通り戦えって言ってるわけでさ。ていうのは真田→リョーマへの行動だけど、意味としては真田→幸村の行為で桃城→リョーマと同じでさ。

ここまで書いてから原作で真田がリョーマのところにいくシーンがあったかどうか思い出せなくて煮詰まりました。あそこってミュだけだったっけ……？あるぇー(∂ε∂)
今手元にない。考察中止。まあたしけ神がそこまでお考えかどうかはわかりません。国語の問題と同じで、あくまでも「こう読むことができる」ってレベルっすわ。

しっかし全国の柳切原・乾海堂はほんとに美しいシンメトリーですね！