言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2006'03.20.Mon
本気なの、だって。
どこがいいの、と聞いたら知らない、と簡単な答え。
理由もわからないのに俺はその男に負けている。理不尽だけれど、きっと恋愛とはそんなものなんだろう。だけどあまりにも不毛だ。
初めて会ったのはいつだったのかもうわからなくなったけど、いつから好きになったのかもよくわからない。
だけど始めに感じた印象よりも、今の彼はずっと強い。乾いた世界の極彩色。
ぱちぱちと瞬きをして俺を見てくる。どうしてこういうことになったんだろう。
ああそうだ、本気で好きなの、なんて聞いてくるから。
冗談で男に惚れないよ。
「目、閉じてて」
はずかしいから。照れた様子もない声が降ってきて、ほとんど同時に目がふさがれた。
次の瞬間ぐっと近くなる体温、唇に熱。体の奥に炎が生まれる。
耳を撫でる音に完全にやられて、まぶたが震えて睫毛が手を撫でた。目を塞いでいた手はゆっくり離れて、その前に体温も引いていて。
「…ね、だから、俺はそんなにキレーなもんじゃないんだって」
無理だよ。ちかちかの極彩色から逃げられる気はしない。
どこがいいの、と聞いたら知らない、と簡単な答え。
理由もわからないのに俺はその男に負けている。理不尽だけれど、きっと恋愛とはそんなものなんだろう。だけどあまりにも不毛だ。
初めて会ったのはいつだったのかもうわからなくなったけど、いつから好きになったのかもよくわからない。
だけど始めに感じた印象よりも、今の彼はずっと強い。乾いた世界の極彩色。
ぱちぱちと瞬きをして俺を見てくる。どうしてこういうことになったんだろう。
ああそうだ、本気で好きなの、なんて聞いてくるから。
冗談で男に惚れないよ。
「目、閉じてて」
はずかしいから。照れた様子もない声が降ってきて、ほとんど同時に目がふさがれた。
次の瞬間ぐっと近くなる体温、唇に熱。体の奥に炎が生まれる。
耳を撫でる音に完全にやられて、まぶたが震えて睫毛が手を撫でた。目を塞いでいた手はゆっくり離れて、その前に体温も引いていて。
「…ね、だから、俺はそんなにキレーなもんじゃないんだって」
無理だよ。ちかちかの極彩色から逃げられる気はしない。
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