言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2007'07.28.Sat
いきなりタイトルのネタが尽きたわけでありまして。
立海家族はおーでぃおこめんたりー(まるっきり)のネタです。公式です。
流石に赤や白を地毛として書けんのでまあこんなものだろう、と手探り。仁王のお姉さんは美容師なので実験台だったとどうでもいい設定です。赤と白でおめでたいというのがやりたかっただけです。
ブン太が赤なのはヒーローだから。
まだ健全みたいです。
立海家族はおーでぃおこめんたりー(まるっきり)のネタです。公式です。
流石に赤や白を地毛として書けんのでまあこんなものだろう、と手探り。仁王のお姉さんは美容師なので実験台だったとどうでもいい設定です。赤と白でおめでたいというのがやりたかっただけです。
ブン太が赤なのはヒーローだから。
まだ健全みたいです。
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2007'07.28.Sat
ブンちゃんが巨乳云々いうてるのは桐山ブン太さんのね、うん。まべらぢがね。
時間枠は01より前のようです。今のところ健全なお付き合いのようですね。
書きたかったのはおしっことか口にしてしまう仁王と、最強(凶)幸様。
なんか……違うんですよ?八神精市さん的な、ふわふわした幸様が書きたいんですけど、どこで道を踏み外したのかわかりませんがこんなことに。
あ、別に幸真じゃないです。ただ真田は空気が読めない男なんだろうなあと思っています。ある意味でアイシールドの進に通ずるものがあるのではないかなあと思っています。
時間枠は01より前のようです。今のところ健全なお付き合いのようですね。
書きたかったのはおしっことか口にしてしまう仁王と、最強(凶)幸様。
なんか……違うんですよ?八神精市さん的な、ふわふわした幸様が書きたいんですけど、どこで道を踏み外したのかわかりませんがこんなことに。
あ、別に幸真じゃないです。ただ真田は空気が読めない男なんだろうなあと思っています。ある意味でアイシールドの進に通ずるものがあるのではないかなあと思っています。
2007'07.28.Sat
初めて書いたのに薬ネタでごめんねなニオブン。
まさかこれ以降にあんな勢いで転がり落ちるとは思っていなかったので。
多分いとしいとしと~のネタをやりたかっただけなのに、ロマンチックもクソもない下品な話になりました。まあブンちゃんが悪いんじゃね。言い訳言い訳。
まさかこれ以降にあんな勢いで転がり落ちるとは思っていなかったので。
多分いとしいとしと~のネタをやりたかっただけなのに、ロマンチックもクソもない下品な話になりました。まあブンちゃんが悪いんじゃね。言い訳言い訳。
2007'07.27.Fri
「帰って来ねーと思ったら……!」
「はは……まあ、何もなくてよかったってことで」
「ったく……銀さんだって暇じゃねーのよ」
眼下で眠る神楽を前に、銀時は盛大な溜息を吐く。人の気も知らずにいい気なものだ。
いつまで経っても神楽が帰ってこない、と新八が言い出したのは1時間ほど前だ。昼にも帰ってないらしく、お腹が空いたら帰ってくるの法則から外れたことは今まで滅多になかったからさすがに心配になって探しに出た。
どうやらこの嫁入り前の娘さんは、昼からずっとここで寝ていたらしい。どこの誰が作ったのか知らないが、公園の奥まったところにハンモックが張ってある。
「神楽ちゃん、起きなよ。なんでこんなとこで寝てんの?」
「ん〜……あれ、新八お早う」
「お早うじゃないよ、帰ってこないから心配したじゃん」
「ったく、面倒な小娘だな」
「だって靴がないアル」
「靴?」
「真選組のワンちゃんに持って行かれたヨ。警察のくせに泥棒ネ!訴えてやる!」
またあいつとか。立派な社会人のくせにいつまで神楽に構うつもりなのだろう。いや、あの若さであんな仕事をしているからこそ神楽ぐらいしか付き合える相手がいないのだろうが、構い方が子どもすぎる。
「銀ちゃんおんぶ」
「はあ?」
「だって靴がないヨ」
膨れっ面の神楽に溜息を吐く。昼間はアスファルトが熱くて裸足では帰れなかったらしい。どうやら沖田との一戦は納得のいかないものだったらしく、寝起きではあるがそれ以上に膨れっ面だ。
「……しゃーねえなあ……新八は先に定春連れて帰ってろ、俺こいつつれて真選組行ってくるわ」
「怪我しないで下さいよ」
「喧嘩前提みたいな言い方やめてくんない」
神楽が飛びついてきて一瞬首が締まった。意識が飛びかけてついさっきの発言を後悔する。上機嫌の神楽を背中に乗せて、新八と別れて真選組の屯所へ向かう。
「わーい!おんぶ!」
「暴れるな!叩き落とすぞ、クソ……グラマーなお姉ちゃんならともかくこんなぺったん、イテッ、神楽ちゃんやめなさい!ハゲる!」
「レディーに対して失礼ヨ!」
「レディーは公務員と喧嘩しません!」
捨てていきたくなりながら、一度言い出したことなので神楽に引く気配がない。仕方なく背負ったまま屯所の前についた。
「はい神楽ちゃん、ご指名」
「出てこい童貞ー!」
最低の誘い文句を大音量で叫ぶと、すぐに土方が飛び出してくる。お前童貞なの!?にわかに喜んだ銀時に土方が思わず手を挙げる。
「人んちの前で何叫んでんだ!しょっぴくぞ!」
「お前んちの童貞が私の靴盗んだアル!今すぐ返したら酢昆布1ヶ月分で許してやるヨ」
「……総悟かあ?あいつァ何してんだ」
一緒に出てきた山崎に呼んでくるように伝え、土方は呆れた様子で煙草に火をつけた。それから神楽と銀時をうさんくさそうに見比べる。
「そうしてると親子だな」
「俺は失敗したことはありません。お前なんかホラ水子霊いっぱいついてそうだけど」
「まあそれぐらいモテはするが俺はお前みたいにお気楽な立場じゃないんでなあ」
「やっぱり童貞!?」
「ちげえ!」
「呼びましたか童貞」
「たたっ斬るぞ……」
ようやく出てきた身内の敵を睨みつける。靴返せヨ、神楽の抗議に沖田は顔をしかめた。胡散臭そうに銀時と神楽を見比べる。
「何ですかィそれ」
「テメーのせいだよ。結構重いんだから早く靴ちょうだい」
「んなもん捨てて来やした」
「ちょっ……」
銀時の抗議より早く神楽の蹴りが飛ぶ。庭で騒ぎだしたふたりを見て溜息を吐いた。軽くなった肩を回す。しばらくしたいままにさせておき、途中で土方の手首を掴んで時間を見る。
「神楽ーぁ、そろそろ帰るぞー」
「はーいっ!」
「何しに来たんだお前ら」
「はは……まあ、何もなくてよかったってことで」
「ったく……銀さんだって暇じゃねーのよ」
眼下で眠る神楽を前に、銀時は盛大な溜息を吐く。人の気も知らずにいい気なものだ。
いつまで経っても神楽が帰ってこない、と新八が言い出したのは1時間ほど前だ。昼にも帰ってないらしく、お腹が空いたら帰ってくるの法則から外れたことは今まで滅多になかったからさすがに心配になって探しに出た。
どうやらこの嫁入り前の娘さんは、昼からずっとここで寝ていたらしい。どこの誰が作ったのか知らないが、公園の奥まったところにハンモックが張ってある。
「神楽ちゃん、起きなよ。なんでこんなとこで寝てんの?」
「ん〜……あれ、新八お早う」
「お早うじゃないよ、帰ってこないから心配したじゃん」
「ったく、面倒な小娘だな」
「だって靴がないアル」
「靴?」
「真選組のワンちゃんに持って行かれたヨ。警察のくせに泥棒ネ!訴えてやる!」
またあいつとか。立派な社会人のくせにいつまで神楽に構うつもりなのだろう。いや、あの若さであんな仕事をしているからこそ神楽ぐらいしか付き合える相手がいないのだろうが、構い方が子どもすぎる。
「銀ちゃんおんぶ」
「はあ?」
「だって靴がないヨ」
膨れっ面の神楽に溜息を吐く。昼間はアスファルトが熱くて裸足では帰れなかったらしい。どうやら沖田との一戦は納得のいかないものだったらしく、寝起きではあるがそれ以上に膨れっ面だ。
「……しゃーねえなあ……新八は先に定春連れて帰ってろ、俺こいつつれて真選組行ってくるわ」
「怪我しないで下さいよ」
「喧嘩前提みたいな言い方やめてくんない」
神楽が飛びついてきて一瞬首が締まった。意識が飛びかけてついさっきの発言を後悔する。上機嫌の神楽を背中に乗せて、新八と別れて真選組の屯所へ向かう。
「わーい!おんぶ!」
「暴れるな!叩き落とすぞ、クソ……グラマーなお姉ちゃんならともかくこんなぺったん、イテッ、神楽ちゃんやめなさい!ハゲる!」
「レディーに対して失礼ヨ!」
「レディーは公務員と喧嘩しません!」
捨てていきたくなりながら、一度言い出したことなので神楽に引く気配がない。仕方なく背負ったまま屯所の前についた。
「はい神楽ちゃん、ご指名」
「出てこい童貞ー!」
最低の誘い文句を大音量で叫ぶと、すぐに土方が飛び出してくる。お前童貞なの!?にわかに喜んだ銀時に土方が思わず手を挙げる。
「人んちの前で何叫んでんだ!しょっぴくぞ!」
「お前んちの童貞が私の靴盗んだアル!今すぐ返したら酢昆布1ヶ月分で許してやるヨ」
「……総悟かあ?あいつァ何してんだ」
一緒に出てきた山崎に呼んでくるように伝え、土方は呆れた様子で煙草に火をつけた。それから神楽と銀時をうさんくさそうに見比べる。
「そうしてると親子だな」
「俺は失敗したことはありません。お前なんかホラ水子霊いっぱいついてそうだけど」
「まあそれぐらいモテはするが俺はお前みたいにお気楽な立場じゃないんでなあ」
「やっぱり童貞!?」
「ちげえ!」
「呼びましたか童貞」
「たたっ斬るぞ……」
ようやく出てきた身内の敵を睨みつける。靴返せヨ、神楽の抗議に沖田は顔をしかめた。胡散臭そうに銀時と神楽を見比べる。
「何ですかィそれ」
「テメーのせいだよ。結構重いんだから早く靴ちょうだい」
「んなもん捨てて来やした」
「ちょっ……」
銀時の抗議より早く神楽の蹴りが飛ぶ。庭で騒ぎだしたふたりを見て溜息を吐いた。軽くなった肩を回す。しばらくしたいままにさせておき、途中で土方の手首を掴んで時間を見る。
「神楽ーぁ、そろそろ帰るぞー」
「はーいっ!」
「何しに来たんだお前ら」
2007'07.11.Wed
「みかみせんぱい抱っこ〜!」
「……えっ!?夢!?」
「俺誉めて!」
笠井を三上に押しつけて、中西は勝ち誇ったようにガッツポーズを決めた。抱き止めた笠井は酒くさい。今日は飲んでくると言っていたが、──一体何事だろう。辰巳と並ぶザルがここまで酔っ払ったのを見たことがない。
「お前何したんだよ!?」
「いや〜笠井ほんとに強いから時間かかっちゃった。酔っ払ったとこ見てみたくてさ〜、ちゃんぽんで次々飲ませちゃった」
「悪酔いじゃねえか!」
「でもカワイイでしょ?危ないから泊まってけって言ったのに三上先輩んちがいい〜って」
「え……」
「これで辰巳も酔う可能性はゼロじゃないことがわかったよ」
「笠井を実験台にすんな!」
「送ってあげたんだからおあいこってことで。じゃあね」
中西本人は素面らしい。笠井に手を振り、車のキーを指先で回しながらご機嫌で帰っていく。
どうすんだコレ……張り付いて離れない笠井を持て余す。とにかく中へ入ろうとするのに、本当に体に力が入らないらしい笠井は動かない。
「抱っこ!」
「……お前、自分の体重知ってるか」
「やだ、三上先輩の抱っこがいい!」
「あーっ、クソ!」
笠井を無理やりドアの内側に引っ張り込む。その勢いでそのまま玄関に倒れ込み、笠井は強か後頭部を強打した。一瞬で嫌な汗をかいたが、笠井は小さい子どものように何が起きたのかわからずきょとんとしている。頭までおかしくなってないだろうな、まさに子どもをあやすようなつもりで頭を撫でると笠井はへらっと表情を緩めた。こぶになっているのがやや気になる。
「……よし」
正体をなくした人間の重さは知っているが、玄関に放置するわけにはいかない。考えたあげく一番抱きやすそうな気がして、いわゆるお姫様抱っこで笠井を抱き上げた。きゃー、と喜んでいるらしい笠井の手が首に回る。
「忘れてたら怒るからな…!」
「みかみせんぱい大好き!」
「落としそうだから黙ってろ!」
やりかけのレポートを横目に、どうにか笠井をベッドまで運ぶ。できるだけ気をつけて降ろしてからも、笠井が手を離す気配はない。
「笠井さ〜ん、おい」
「みかみせぇんぱい!」
「なんだよ」
「みかみせんぱいの抱っこが一番すき!」
「……なんか微妙に納得いかねえんだけど。誰との比較だよ」
「みかみせんぱいが大好き。いっちばんすき」
「はいはい、素面で聞きてえよ。離せ、俺はレポートやるから」
「レポートと俺とどっちがすきなんですかあ」
「お前の方が好きだよ、愛してる。だから一旦離せって」
「ほんとに?」
「ほんとに!」
手が緩んだ隙を逃さずに離れ、笠井の頭まで布団をかぶせる。もごもごしながら顔だけ出てきた。
「じゃあ邪魔しないから、」
「から?」
「もうちょっと、いっぷんだけぎゅってして!」
「……なんつーかもう、俺もなあ……」
中西グッジョブ、だなんて言ってやる気はない。それでもこの機会を堪能したって罰は当たらないだろう。前髪を避けて笠井の額にキスをして、また布団をかぶせてしまう。捕まらないうちにパソコンの前に戻った。しばらく名前を呼ばれたが、そのうち大人しくなったのでほっとする。
(人がよすぎる……)
*
「……どこ?」
「起きたか」
ベッドで身を起こした笠井はすぐにまた沈み、頭を抱える。こいつを追い出してレポート出しに行って戻ったらすぐ寝よう。朝まで寝よう。目玉焼きを作るつもりが黄身が壊れ、大至急スクランブルエッグにしながら三上は寝不足の頭で考える。
「薬いるか、二日酔いの」
「二日酔い?」
「……忘れてんのかよ」
「これが二日酔いか……あー」
卵を皿にあけて笠井の様子を見に行く。布団にくるまってぐったりしているので、おいていくべきなのかと考えた。
「お前、予定は?」
「……キャンセル」
「あっそ。俺レポートだけ出しに行くから」
「みかみせんぱい」
「何?」
「お姫様抱っこって、ないよ」
「……やっぱり帰れ、な?」
「こぶできてるし……ひどい……きもい……」
「……お前の本音は聞かなかったことにしてやるから礼ぐらい言えよ」
「あいしてる」
「!」
「とでも言えば満足ですか?」
「かっわいくねえ…!」
「……えっ!?夢!?」
「俺誉めて!」
笠井を三上に押しつけて、中西は勝ち誇ったようにガッツポーズを決めた。抱き止めた笠井は酒くさい。今日は飲んでくると言っていたが、──一体何事だろう。辰巳と並ぶザルがここまで酔っ払ったのを見たことがない。
「お前何したんだよ!?」
「いや〜笠井ほんとに強いから時間かかっちゃった。酔っ払ったとこ見てみたくてさ〜、ちゃんぽんで次々飲ませちゃった」
「悪酔いじゃねえか!」
「でもカワイイでしょ?危ないから泊まってけって言ったのに三上先輩んちがいい〜って」
「え……」
「これで辰巳も酔う可能性はゼロじゃないことがわかったよ」
「笠井を実験台にすんな!」
「送ってあげたんだからおあいこってことで。じゃあね」
中西本人は素面らしい。笠井に手を振り、車のキーを指先で回しながらご機嫌で帰っていく。
どうすんだコレ……張り付いて離れない笠井を持て余す。とにかく中へ入ろうとするのに、本当に体に力が入らないらしい笠井は動かない。
「抱っこ!」
「……お前、自分の体重知ってるか」
「やだ、三上先輩の抱っこがいい!」
「あーっ、クソ!」
笠井を無理やりドアの内側に引っ張り込む。その勢いでそのまま玄関に倒れ込み、笠井は強か後頭部を強打した。一瞬で嫌な汗をかいたが、笠井は小さい子どものように何が起きたのかわからずきょとんとしている。頭までおかしくなってないだろうな、まさに子どもをあやすようなつもりで頭を撫でると笠井はへらっと表情を緩めた。こぶになっているのがやや気になる。
「……よし」
正体をなくした人間の重さは知っているが、玄関に放置するわけにはいかない。考えたあげく一番抱きやすそうな気がして、いわゆるお姫様抱っこで笠井を抱き上げた。きゃー、と喜んでいるらしい笠井の手が首に回る。
「忘れてたら怒るからな…!」
「みかみせんぱい大好き!」
「落としそうだから黙ってろ!」
やりかけのレポートを横目に、どうにか笠井をベッドまで運ぶ。できるだけ気をつけて降ろしてからも、笠井が手を離す気配はない。
「笠井さ〜ん、おい」
「みかみせぇんぱい!」
「なんだよ」
「みかみせんぱいの抱っこが一番すき!」
「……なんか微妙に納得いかねえんだけど。誰との比較だよ」
「みかみせんぱいが大好き。いっちばんすき」
「はいはい、素面で聞きてえよ。離せ、俺はレポートやるから」
「レポートと俺とどっちがすきなんですかあ」
「お前の方が好きだよ、愛してる。だから一旦離せって」
「ほんとに?」
「ほんとに!」
手が緩んだ隙を逃さずに離れ、笠井の頭まで布団をかぶせる。もごもごしながら顔だけ出てきた。
「じゃあ邪魔しないから、」
「から?」
「もうちょっと、いっぷんだけぎゅってして!」
「……なんつーかもう、俺もなあ……」
中西グッジョブ、だなんて言ってやる気はない。それでもこの機会を堪能したって罰は当たらないだろう。前髪を避けて笠井の額にキスをして、また布団をかぶせてしまう。捕まらないうちにパソコンの前に戻った。しばらく名前を呼ばれたが、そのうち大人しくなったのでほっとする。
(人がよすぎる……)
*
「……どこ?」
「起きたか」
ベッドで身を起こした笠井はすぐにまた沈み、頭を抱える。こいつを追い出してレポート出しに行って戻ったらすぐ寝よう。朝まで寝よう。目玉焼きを作るつもりが黄身が壊れ、大至急スクランブルエッグにしながら三上は寝不足の頭で考える。
「薬いるか、二日酔いの」
「二日酔い?」
「……忘れてんのかよ」
「これが二日酔いか……あー」
卵を皿にあけて笠井の様子を見に行く。布団にくるまってぐったりしているので、おいていくべきなのかと考えた。
「お前、予定は?」
「……キャンセル」
「あっそ。俺レポートだけ出しに行くから」
「みかみせんぱい」
「何?」
「お姫様抱っこって、ないよ」
「……やっぱり帰れ、な?」
「こぶできてるし……ひどい……きもい……」
「……お前の本音は聞かなかったことにしてやるから礼ぐらい言えよ」
「あいしてる」
「!」
「とでも言えば満足ですか?」
「かっわいくねえ…!」
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