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言い訳置き場

言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。

2025'01.19.Sun
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2008'11.25.Tue
拍手の没を。さみしい話だ。

なんかテニスなんだからリョーマ的な記憶喪失ネタをやりたいなーとも思う。仁王でもブン太でもどっちでもいい。でも多分どっちかを書いたら両方書く気がする。たしけは神だなあ。
仁王が記憶喪失になって品行方正な中学生になったら逆にブン太がムラムラしてればいい。ムラムラもするんだけど始めだけでだんだんさみしくなってればいい。仁王を返せよと泣きじゃくるブン太、を励ますジャッカル、を見てもやっとする仁王、でもわかんない。
ブン太が記憶喪失になったらお嬢さんのように貞淑なのでしょう。部室にあるエロ本にぎょっとして真っ赤になって仁王なんかは思わずはっとしてぐーんとしちゃったりするといい。んでお前とつきあっとったんじゃ、ほんまに思いだせんの?と迫ってそのまま勢いでやっちゃって泣かせちゃって思い出してくれたけどああ罪悪感、みたいな。

あんまり小説を書こうと意識せずネタ出しだけでメモを置いてるんですが、何だかんだで中学の頃から字書きをしていると他の人の作品に創作意欲を刺激されてすげー書きたくなるときもある。それで最近やばいのが、苦手な人もいるだろうから言ってもいいのか分かりませんがニコで立海メンバーを演じている方の動画です。もう、あれさあ!仁王ルートに毎回気合が入りすぎてる気がしてならないわ!なんなのあれ!仁王が好きすぎてほんとに仁王がいまいち報われきれない仁王×女子が書きたい。
元々オリジナルを出したくなる、だめな癖があるのだよなあ。昔ドリーム書いてた頃もヒロインが完全キャラ固定だった。もうオリジナルだった。

ハルヒ×キョン的なにおぶんはどこかに転がってないだろうか……
もういいからさっさといれろよ!みたいな、お前が誘ったんだから後で文句いうなよ!みたいな、仁王の癖に調子乗るんじゃねーぞ!みたいな、俺ん中が気持ちいいからって中で出してんじゃねーよこの早漏!みたいな……なんでえろばっか。
しかし同時に消失長門的なブン太も見たい。あれはあれで見たい。なんて貞淑なッ……!






「……ありがと」
 

まぶしくて目を細める。いい友人だと思っていた相手に告白をされた。しばらく仁王を避けている丸井も、こんな気持ちだったのだろうか。大切なものがぽっかりと抜け落ちたような、どこか虚しさのあるこの感情は複雑だ。風が流した髪の毛先が視界にちらつく。随分と寒くなった。
 

「けど、お前とはつき合えん。俺も、好きなやつがおる」
 

ああ、相手が男か女かでも違うのか。異性に告白された自分がこれほど驚いたのだから、丸井の驚きは相当なものであっただろう。苦楽を共にした仲間が自分に恋愛感情を抱いていたのだと知ったら。あのとき丸井が浮かべた表情は驚きばかりだったが、今は嫌悪しているのかもしれない。だから仁王を避けるのだろう。
 

邪な思いがないとは言えない。仁王だって男で、丸井がクラスメイトとグラビアアイドルの話で盛り上がるような意味で丸井を見ることもある。好きだからこそしたいこと、はあるものだ。自分が異常だとは思わないが、丸井に避けられても仕方ないとは思う。
 

「ごめんな」
 

この関係は終わりだろう。ふってからも同じ態度でい続けることはできるだろうが、胸をよぎるものはなくならない。──どうして言ってしまったのだろう。言わなければ今日にだって丸井の笑顔を見ることができたのに。彼女も同じなのだろうか。急に言わなければならない焦燥に駆られ、気づけば走り出していた思いは止まらなかった。きっかけは何もなかったのに、押し隠していたものが溢れるように言葉が零れた。
風にさらされる後ろ姿を見送り、体を撫でる寒さに身を震わせる。天気はいいが風があるので肌寒い。教室に戻るとまた丸井から表情を奪う気がして、予鈴が鳴ったのに気づいても動けなかった。もう冬の気配が漂っている。
 

どうして冗談にしてごまかせなかったのだろう。自分ならきっとできたはずなのに。思いを伝えるだけでいいと思っていたのに、丸井にしてみればそれで済む話ではないのだ。恋は盲目とはよく言った。これからどうすればいいのだろう。仁王にできることは、何かないのだろうか。丸井が会いたくないのならそれに従うことぐらいしかできない。
 

足元を楓の葉が転がっていく。昨日と今日の陽気で乾燥しきって、風によって崩れていく。飛んでいく前に踏み潰せば、くしゃりと小気味よい音がした。
 

見上げた楓はグラデーションを作っており、色づいた葉から落ちていく。自分の恋はよく似ている。少しずつ色を変えていき、変わりきる前に冬に向かっていく。
夏が終わって心細くなったのかもしれない。部活を引退してしまうと、思っていたよりずっと遠かった。
 

「仁王」
 

幻聴に振り返ればそれは現実で、寒そうに立っている丸井の姿にうろたえる。
 

「次、自習だってよ」
「あ……ん、了解」
「仁王、俺、考えたんだけど」
「……うん」
「仁王が俺のこと好きなんて考えたことなかった。別に気持ち悪いとかは思わなかったけどさ、だからって好きになれるかって言われたら違うと思う」
「うん。……ありがと」
 

あっという間に冬になる。先に行く丸井の背中を見送り、目を押さえた。泣くと寒くなる。今は少し我慢だ。

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