言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
縁がなくてスクエアはまったくノータッチなのでほんとに楽しみー。
そして断片的にネットで得た情報から、友達となぜ光様が残されて謙也が選抜にいるのか、ということを何度か話しました。まあ結論からいえば、「光様の辞退」しか思いつかなかった。
だってあれ、実力的には謙也より光の方が上なんでしょ?他の学校見てると学年なんかは関係なさそうだし。
……光様……結局どんなテニスをなさるのですか……必殺技はずっとハテナのままですか……?好き!
先日ごきぶりと戦ったのでもうずっとゴキブリのことばかり考えていてうんざりします。
ニオブン家とけんひか家で考えてみたのですが(ナチュラルに家族妄想)、ニオブン家ではゴキブリが出てきた瞬間に一家でわー!出たー!ぎゃー!わー!って大騒ぎして、それぞれスリッパとか新聞とか持つけど仁王もブン太もお前行けよお前行けよの応酬をしている間に逃げられちゃうんだと思います。でもけんひか家の場合は違います。「出たー!出たー!光ぅー!」って謙也が光に泣きついて、光様がスパンッと一発で仕留めます(ちなみに私は仕留めたのかどうか自信がなくて3度叩きました)。そのあとごきぶりの処分を済ませた光様はにっこりと笑って、謙也に向かって手を広げるわけ。「謙也さん、抱っこしたげる」「え、でも手洗ってないやん……」「今だけやで。せんの?」「する!」です。
そんなわけで畳んでる部分はごきぶりは全く関係ないスクエアメンツの真相四天編です。四天編しかないけど。
「あみだすんでぇ~」
「は?」
「あみだ」
着替え中に更衣室に入ってきたオサムがホワイトボードの前に立ち、あれ何人やっけ、などと言いながら線を引いていく。なになに?と興味津々で近づく金太郎にペンを持たせ、横線を引かせるオサムをちょっと、と白石が引っ張った。
「何のくじやねん」
「あー、あんなぁ、選抜」
「はぁ?」
「ほんまはリーグ戦でもしようかと思っとったんやけど、すっかり忘れとって締め切り今日やねん」
「だから選抜て何?」
「新連載に出るメンツの選抜や」
「くじで決めんのかい!」
「ええやん、どうせ白石は出れるわ。オサムちゃんなんか絶対出番ないんやで、あーしょーもな。ミュやってオ
サムちゃんが出たら絶対拍手喝采やのになぁ。オサムちゃんやってワイヤーで飛びたいわ。オクレさんみたいに水晶の霊になる」
「水晶の霊っていつのネタやねん」
「オサムちゃんできたで!」
「よっしゃ、金ちゃん好きなとこに名前書き。お前らも書きや~」
「はぁ……先生はなんでこんな顧問に任せたんやろ」
大きく金太郎と書かれた横に、白石もあきらめて名前を書く。この顧問に今更何を言っても状況は変わらない。それならくじだろうと自分の手で決めるまでだ。俺光の横な!とひとり盛り上がる謙也に先輩あみだくじのルールわかってます?と冷たく返す財前や、俺小春の横がええなぁ!と小春の様子をうかがうユウジにしょうがないわねぇ、とペンを取る小春達を見て、消えるならバカップルのどっちかだろうか、と期待する。まさかバカップルが別れた方がおもしろいなどと神は遊び心をだしたりしないだろう、と、期待している。その場にいない名前はオサムが記入し、ホワイトボードの前は異様な盛り上がりを見せながら結果を出していった。
真っ先に絶望したのはユウジだった。書類に署名をする小春の横で、ユウジは静かにうずくまっている。過ぎるショックは人の思考を停止させるようだ。
「はっはっは、普段の行いが悪いからやなぁユウジくん」
謙也がペンを回してにやにや笑いながらユウジを見遣り、オサムに差し出された書類をろくに読まずに署名する。もういらんことしなや、白石がとがめようとした瞬間ユウジが謙也に掴みかかった。いわんこっちゃない。
「謙也代われっお前みたいな変態がスクエアの紙面を汚すなッ!色ボケの代わりに俺が出たるッ時代は純愛や!いちご100%は下がって恋空に任せえっ」
「ユウジに言われたないわボケェ!俺は光とランデブーじゃ!今度こそダブルスやったんで!」
「謙也くんやっぱり気にしとったたいね……」
「ユウジ恋空て。死ぬんか」
「てか、俺外れですわ」
千歳も白石も無視した謙也が、財前の一言で硬直する。光がホワイトボードを指差し、「財前」の文字からぐちゃぐちゃになった線をたどって「はずれ」にたどり着くのを示した。胸ぐらを掴む謙也の手を振り払い、ユウジが笑う。ぽかんと口を開けたままの謙也は動かない。
「ほれどないすんねん謙也ちゃん、お前が選抜行ったらその間に俺と財前ラブラブになってまうかもしれんで?
大丈夫や、謙也やったらどうせ従兄弟との電話とかで出番できるって!代わっとき!」
謙也がユウジの言葉にぐらぐら揺らいでいるのが目に見えるようだ。助けを求めて財前を見ても、素知らぬ顔ではしゃぐ金太郎の相手をしている。
「……お……オサムちゃ~ん……あれ?」
謙也の心変わりにユウジがガッツポーズをした。しかし振り返った先にオサムの姿はない。書類出しに行ったで、と小春があっさりと答える。その直後にタイミングよくオサムが帰ってきて、今更ファックスっていっそレトロやなぁ、なんて笑った。
「お……送ったん?」
「送ったで?」
「……けんやぁぁぁぁぁ!!!!!スピードスターのくせにぐずぐずしとるからやん何してんねん!」
「うっさい自分のくじ運の悪さ恨め!」
「謙也がおらん間に財前めろっめろにしたるからな、覚悟しとけ!」
「その前に俺がユウジ先輩落としたりますわ」
「ひ、光、俺がおらんくても大丈夫やんな?」
「……足なくなるしな~、暇やしな~、ユウジ先輩ぐらいしかおもちゃおらんしな~」
「頼むわ!一瞬でええから俺を安心させて!」
「一番楽しいのは謙也先輩ですやん」
「光……!」
「謙也、それおもちゃとしてのランクやで」
目を輝かせた謙也は白石のつっこみも聞いていない。幸せそうだからええんちゃう?小春は冷静に嘆く相方と謙也を見比べた。
「小春ぅ……」
「青学はきっと全員参加よねえ、海堂くんに会えるん楽しみやわ~」
「小春!?俺の目ぇ見て!?」
「ふたりとも、あんまいじめたんなよ。……まあ謙也はええけど。幸せそうやから」