46：嘘から出た真

「秘すれば花」内に収納。
狐パラレルの続編です。よっこらせ、という感じです。

別にグロいとかいうわけではないのですが、仁王の目が見えなかったり（つうか書いてないけど老眼なんすよね……！）、若干のクビシメ描写があります故苦手な方はご遠慮くださいませ。

まあ、例によってくっつきません。いちゃいちゃしてるように見せかけてちゅーを一回するだけでずっと丸井くんがもやもやしているお話です。泣かせてしまっただけな気がします。

おおお、次はラブラブ宣言をしましたがこれは順序が狂っただけってことで……！

45：罪を憎んで人を憎まず

結論から言うと別れます。

うじうじと悩み続けている気持ち悪い仁王の話です。
セックスが気持ち悪いと思っている仁王と、仁王としたくていっぱいいっぱいな丸井です。

ほんとはぶっ通して仁王の回想なので分けずに1ページにしたくて、長いけどいいやと思って編集してたんですが、これ以上字ィ入れんなやと言われてしまったので分けました。おかげで分けたところが不自然！
ちょっとだけ文変えました。リズムが微妙です。やっぱだめだな。

まあ、書きたかったのは仁王を襲う丸井だったんですが。
最後にブン太が来るか来ないか迷いました。
結果、ブン太サイドもちょっとだけ書きたくなったのであとで補足ぐらいするかもしれません。

44：災い転じて福と為す

結論を言えば、幸村が書きたかっただけとも言える（ラストのみかよ）。

でも目的はメイドエロを書くはずだった。あれっおかしくね！？かけらもねえ！
ロボットにしたのは「あっらめえ、そんなことしたら壊れちゃうっ（語尾はハート）」ってしたかったんですが、なくなった。「壊れんしゃい、俺が修理しちゃるけえ！」を鬼畜っぽく使いたかったわけですが、なくなった。

ときどき長野まゆみ的な世界を書きたくなるのですがほんとに気持ちだけしか書けない。遠いぜ長野まゆみは。
そんなわけで頭のおかしな近未来？なパラレル。昔見た結末にどん引きした映画のA.I.を思い出しながら。メイドさんなブン太とひきこもっただめ男な仁王。

ジャッカル赤也は多分マーケットにいます。書きたかったんだけど長くなるだけだからやめた。ちなみに真田はメイド服ではありません、念のため。まあでもどっちでもいいから描写しなかったんだけど。

ロボット三原則は
第一条　ロボットは人間に危害を加えてはならない。また人間が危害を受けるのを何も手を下さずに黙視していてはならない。
第二条　ロボットは人間の命令に従わなくてはならない。ただし第一条に反する命令はこの限りではない。
第三条　ロボットは自らの存在を護（まも）らなくてはならない。ただし、それは第一条、第二条に違反しない場合に限る。
アイザック・アシモフ『われはロボット』。読んだことないけど。

43：いとしいとしというこころ

えー……なんか、すいません。サナニオ、好きです。いきなりすいません。

ふと思い立ってこないだぼやいた真田と許婚のネタが書きたくて考えてたらなぜか仁王が出てきちゃったんですが、ちょっと不安定な仁王になっちまいました。あと仁王に柳生さんて呼ばせたかったのと、ドMな仁王が書きたかった。
ネタは好きなんだけど好きなサナニオにならなかった！もっと、こう、何だ！？サナニオの空気ってあるじゃないか！それにならなかった！残念な仁王になった！

サナニオってなんだろう、こう、お互いちゃんと認め合ってるつもりなんだけどどっかで微妙にすれ違ってて、真田も仁王も子どもじゃないと自分で思ってるけどちゃんと子どものときに子どもとして過ごしてなくて、どっかかみ合わない、みたいな……おー、よくわからないけど！なんかありますやん！サナニオの空気！

なんでやたらと柳生に絡んでるかって、このままサナニオ→ヤギュニオ→ヤギュブン→ブン赤→ヤナ赤→幸赤→ブン幸→ニオ幸→ニオブンみたいな感じで超カオスな連載にしようかなーと一瞬だけ思ったからです。しないけど、シリーズにはするかもしれない。ブン幸が書きたくて！

ちなみに水族館は「葛西は風が強かったな」みたいなイメージで書き始めたんですが砂浜があったのかどうか、降りれたのかどうか、さっぱり覚えてないので架空の水族館があると思えばいいと思います。思って下さい。しょせん関西人なので途中からイメージは須磨です。

42：さとうつぼに蟻

今回は造語のタイトルです。造語というか、なんというか……。
タイトル考えてたときに、昔このタイトルで何か書こうとしていたのを思い出してぴったりだったので持ってきました。

狐パラレルと同時進行で書いてたのでちょっと形が似てます。仁王主体で最後のシメがブン太。
仁王の体が甘くなってしまうというパラレルです。藤原薫さんという漫画家さんの漫画に、体がパンになってしまうという話があって、それを思い出して書いてました。

ニオブンはなんとなく、最後は世間に負けてしまうイメージがありまして……なんというのかな、ちょっと成長したら「男同士じゃどうしようもねえよな」って別れてしまう感じかな。大人びてるせいか世間に夢を持てないと言いますか。まあその反動であの頭の悪い夫婦パラレルがあるんですけど。
もともとギャグで考えてたんですけどね、タイトルは「食べ物の怨みは恐ろしい」で。

と、考えていたら、どうしても相手が男だということが引っかかってキスもセックスもできたのに告白ができないふたり、になりました。



ていうか途中まではほんとに仁王の片思いだけだったんだけど、どうしてもブン太側も書きたくなってしまってこうなった。余計悲惨なことに。