言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2006'08.12.Sat
「…またわかりやすい拗ね方ね」
「ほっといて下さい」
部室の隅で膝を抱えていた笠井は顔を上げた。ふくれっ面に中西が思わず吹き出すと、更に機嫌を損ねたようで、また膝の間に顔を埋める。
「大丈夫よ」
「……」
中西が肩を叩いて出て行く。静かになった部屋でひとり、宙を見つめて溜息を吐いた。こんなつまらない嫉妬、しなくてもいい余裕がほしい。
ドアが開いた。中西が戻ったのかとそっちを見た笠井は後悔する。
「見つけた」
「…もうハーレムは堪能できましたか」
「あのなぁ…」
三上はドアを閉めながら、呆れた表情で笠井を見た。その息は荒い。意識して三上から顔を逸らす。
「…怒ってませんからね」
「嘘つけ」
「…好きな人いるってぐらい、言ってくれてもいいじゃないですか」
「……お前そんな可愛いキャラだっけ?」
「土下座して謝って下さい」
「ああそういうキャラだよお前」
部室に大きく、鍵を閉める音が響いた。笠井が肩を揺らしたのも無視して三上が近づいてくる。膝を抱える手に力を込めて、目を閉じた。
「ほっといて下さい」
部室の隅で膝を抱えていた笠井は顔を上げた。ふくれっ面に中西が思わず吹き出すと、更に機嫌を損ねたようで、また膝の間に顔を埋める。
「大丈夫よ」
「……」
中西が肩を叩いて出て行く。静かになった部屋でひとり、宙を見つめて溜息を吐いた。こんなつまらない嫉妬、しなくてもいい余裕がほしい。
ドアが開いた。中西が戻ったのかとそっちを見た笠井は後悔する。
「見つけた」
「…もうハーレムは堪能できましたか」
「あのなぁ…」
三上はドアを閉めながら、呆れた表情で笠井を見た。その息は荒い。意識して三上から顔を逸らす。
「…怒ってませんからね」
「嘘つけ」
「…好きな人いるってぐらい、言ってくれてもいいじゃないですか」
「……お前そんな可愛いキャラだっけ?」
「土下座して謝って下さい」
「ああそういうキャラだよお前」
部室に大きく、鍵を閉める音が響いた。笠井が肩を揺らしたのも無視して三上が近づいてくる。膝を抱える手に力を込めて、目を閉じた。
PR
Post your Comment
カレンダー
カテゴリー
最新記事
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析