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言い訳置き場

言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。

2025'01.19.Sun
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2006'08.08.Tue
ありえない。談話室をのたうち回る近藤を、中西は黙って眺めた。パピコの片割れを食べてくれる人間を探していたら、唯一見つけたのが近藤だったのだが、とても声をかけられない。とりあえずひとつを食べながら、悶絶する近藤を眺める。



「声かけろよ!どうしたって聞けよ!」

「ドウシタノ近藤クン」

「やっぱウゼー!」

「注文多いなぁ」



まぁまぁ食べなさいよ、アイスを渡して中西はソファーに腰を落とす。隣に座り込み、近藤は溜息を吐いた。



「……お前、よく平気だな」

「ンなわけないじゃん。俺が機嫌悪いの知っててみんな部屋から出てこないんだから」

「……あの」

「笠井もバカだよね、俺を捨てて三上に走るなんてさ」



さっさと空にしてしまったアイスの容器を噛んで、中西は不満を訴える。

夏休みの中の本当の夏休み、実家へ戻っている間に笠井は人のものになっていた。一方、近藤からしてみれば、帰省中に友人が後輩とつき合うことになっていた。関係者は全員────男。



「…ありえねぇ…」

「俺の方がありえないよ、あと一歩で陥落だったのにさぁ」

「聞きたくない…」



ありえねー。近藤は頭を抱える。



「ただいまー…何で無人なんだ?」

「さぁ…」



帰ってきたのは渦中の人物。談話室を覗いたふたりを近藤たちは睨みつける。



「三上こっちきて正座しろ!」

「笠井は部屋帰ってなさい!」

「えっ!?」

「何でお前らそんな怒ってんの!?」

「「いいから!」」



こんなにこっちが苦しむのだから、幸せになってもらわなくては困るのだ。
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