言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2006'02.23.Thu
だって大人は私を置いていく。
今日も傘をさして一人で歩く。江戸にはもう大分慣れた。
時々、私が殺しかけた人間に会う。こんなに可愛い少女を見て、一目散に逃げ出すけど。
万事屋に転がり込んだのはほとんど無理矢理だったけど、銀ちゃんは何も言わない。
勝手にチョコ食べちゃったり部屋を汚したりして文句を言われるけど、それでも追い出そうとしたことはない。食費がかかってしゃーねえと言う癖に。
マミーもあんな頭のうっすらとしたおっさんじゃなくて銀ちゃんみたいな男に惚れればよかったのに。そしたらきっと傍にいてくれた。
ねえマミー、あなたの長男は今何処にいるの?なんだか無性に会いたい。
貰った傘が似合う女になったかどうか見てもらいたい。
男は馬鹿な生き物なのよ。
マミーを見てたら女も馬鹿だってことがわかったけど。
傘をすかして太陽が足元に影を落とす。晴れた日は私の影は赤い。まるく地面を切り取って、転がりながら移動する。
銀ちゃんもパピーも誰も知らない。私が女だってこと。
男の大人が一番馬鹿だ。
くるくる
江戸に来てから散歩が楽しい。昔の江戸は知らないけど、今の江戸は瞬きする間に世界が変わる。天人が来たせいだという人もあれば、天人が来たお陰だという人もいる。
町は明るい。マミーにも見せてあげたかった。
…変な人もいるけど。
「よーチャイナ」
「今日も堂々とサボってるな、税金泥棒め」
「税金払ってから言いやがれ。言っとくが俺はちゃんと税金払ってんだぜィ」
「エセおまわり」
団子屋の店先でお茶をすすっているのはエセ警官。本物ではあるけど。
傘を回しながら近付いていくと持ち手を掴まれた。そのまま傘を渡して隣に座り、勝手に団子を食べると殴られた。
団子を食べながら隣を見る。蜂蜜色の甘そうな髪が日を透かす。時々傘を貸してやりたくなる。昔見かけた誰かに似てる。
日の下を歩くあんたが羨ましい。
私が女だってことをこいつは知ってる。一度だけ道を外したから。
今日も傘をさして一人で歩く。江戸にはもう大分慣れた。
時々、私が殺しかけた人間に会う。こんなに可愛い少女を見て、一目散に逃げ出すけど。
万事屋に転がり込んだのはほとんど無理矢理だったけど、銀ちゃんは何も言わない。
勝手にチョコ食べちゃったり部屋を汚したりして文句を言われるけど、それでも追い出そうとしたことはない。食費がかかってしゃーねえと言う癖に。
マミーもあんな頭のうっすらとしたおっさんじゃなくて銀ちゃんみたいな男に惚れればよかったのに。そしたらきっと傍にいてくれた。
ねえマミー、あなたの長男は今何処にいるの?なんだか無性に会いたい。
貰った傘が似合う女になったかどうか見てもらいたい。
男は馬鹿な生き物なのよ。
マミーを見てたら女も馬鹿だってことがわかったけど。
傘をすかして太陽が足元に影を落とす。晴れた日は私の影は赤い。まるく地面を切り取って、転がりながら移動する。
銀ちゃんもパピーも誰も知らない。私が女だってこと。
男の大人が一番馬鹿だ。
くるくる
江戸に来てから散歩が楽しい。昔の江戸は知らないけど、今の江戸は瞬きする間に世界が変わる。天人が来たせいだという人もあれば、天人が来たお陰だという人もいる。
町は明るい。マミーにも見せてあげたかった。
…変な人もいるけど。
「よーチャイナ」
「今日も堂々とサボってるな、税金泥棒め」
「税金払ってから言いやがれ。言っとくが俺はちゃんと税金払ってんだぜィ」
「エセおまわり」
団子屋の店先でお茶をすすっているのはエセ警官。本物ではあるけど。
傘を回しながら近付いていくと持ち手を掴まれた。そのまま傘を渡して隣に座り、勝手に団子を食べると殴られた。
団子を食べながら隣を見る。蜂蜜色の甘そうな髪が日を透かす。時々傘を貸してやりたくなる。昔見かけた誰かに似てる。
日の下を歩くあんたが羨ましい。
私が女だってことをこいつは知ってる。一度だけ道を外したから。
PR
Post your Comment
カレンダー
カテゴリー
最新記事
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析