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言い訳置き場

言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。

2025'01.19.Sun
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2006'07.06.Thu
不気味な夜を見た。



初めて江戸へ出た夜、これから住処になる屋敷の中で戸惑っているのは俺だけだった。割り当てられた部屋で各々仕事をしていたらしい。俺はどうしたらいいかわからず、土方の部屋で邪魔をしていた。

江戸へ上る準備に忙しかったせいで、この…真選組と名付けられたむさ苦しい集団は、むさ苦しさが増している。らしくない無精髭を生やした土方は、隣で転がる俺を完全に無視していた。



真剣な横顔。…仲間であった存在が、上司になってしまった。幕府の駒になることは怖くない。怖いのは、変わることだ。



「…ねぇ土方さん、暇でさァ」

「ガキはさっさと寝ろ」

「ガキじゃねぇよ、真選組一番隊隊長だぜ」

「……」



久しぶりにこっちを見た。クマができて目つきの悪さに拍車がかかっている。どっちが悪人だかわからない。

嫌そうな顔しやがって。ほんとに迷惑だと思ってるなら、俺を連れてこなきゃよかったのに。



諦めて溜息を吐く。うつむいたので、まさか手が伸びてきているとは思わなかった。



「……わかりやした、部屋帰って…!?」

「構ってやるからおとなしくしやがれ」

「あっ」



噛みつく口づけからとっさに逃げようとした。なのにいとも簡単に捉えられ、乱暴に唇をこじ開けられる。

勢いに任せて押し倒されて、ほとんど同時に着物を払って性器を握られた。悲鳴は食われる。



「ば、か…やだっ」

「ンだよ、欲しかったんじゃねぇのかよ。反応してっぜ」

「やっ」



痛い。押しつけられた畳も肌を這う手も。



初めてじゃない。江戸へ来る前、乙女のように顔を赤らめた土方を見た。

こんなに酷くはなかった。



無我夢中で土方から逃げる。どこかを蹴ったかもしれない。だけど確認する余裕もなく、部屋を飛び出して縁側を走り抜ける。



夜空を見上げると無機質な動物が飛んでいた。怖い。俺は何処へ来たのだろうか。



夜風に当たると落ち着いてきて、ついでに大変なことになっているものにも気づいてしまった。畜生、あの変態が変なこと教えるから。

こぼれてきた涙を拭い、自分の部屋がわからないから土方の部屋へ戻る。机のそばでうずくまる男に近づいた。



「……お前…鳩尾入ったぞ…」

「……土方さん、ゆっくり して、下せぇよ。怖くて寝れないんでさぁ」



これからここで過ごすのだけど
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