言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2006'02.07.Tue
馬鹿ばっかりだ。
俺の世界は狭い。真選組なんて大げさな服を着ても、俺の世界はあの狭い貧乏道場で全てだ。
近藤さんと土方さん、その他大勢。俺の下僕の山崎。
ずっと子犬みたいだった男は猛犬だった。飼い主にだけ尻尾を振って腹を見せる。
大好き。あったかい生き物。従順で生意気。
唯一の遊び相手だった。俺に黙って大人になってしまうまでは。
「隊長〜、いつまで寝てんスか。副長来ますよ〜」
「…退」
「…なんですか?」
にこりと、一応笑うその笑顔。無言で呼ぶなと言ってくる。
回顧することは俺も嫌いだ。なぁだけど、お前なら俺の気持ちぐらいわかってんだろ?
廊下を横柄な足音が歩いてきた。もう聞き飽きた足の裏。山崎じゃなくとも誰だかわかる。
「オラッ、何タラタラしてんだよ。山崎、米が炊けてねぇって大騒ぎになってんぞ」
「えぇっ!?嘘ォ〜〜」
山崎がパタパタと廊下を走っていく。その後ろ姿を見つめている、自分の目線を自覚しているんだろうか。
────何が鬼の副長だ。ひとりの部下に入れ込んでやられちまって、そんなにやけた表情。
「…調子乗ってると」
「あ?」
「いつか噛み付かれますぜィ」
真っ黒な猫を白昼夢に見る。馬鹿な奴。なんて顔で笑ってんだよ。
山崎を俺に返せと、言うタイミングがなくなってくる。
俺の世界は狭い。真選組なんて大げさな服を着ても、俺の世界はあの狭い貧乏道場で全てだ。
近藤さんと土方さん、その他大勢。俺の下僕の山崎。
ずっと子犬みたいだった男は猛犬だった。飼い主にだけ尻尾を振って腹を見せる。
大好き。あったかい生き物。従順で生意気。
唯一の遊び相手だった。俺に黙って大人になってしまうまでは。
「隊長〜、いつまで寝てんスか。副長来ますよ〜」
「…退」
「…なんですか?」
にこりと、一応笑うその笑顔。無言で呼ぶなと言ってくる。
回顧することは俺も嫌いだ。なぁだけど、お前なら俺の気持ちぐらいわかってんだろ?
廊下を横柄な足音が歩いてきた。もう聞き飽きた足の裏。山崎じゃなくとも誰だかわかる。
「オラッ、何タラタラしてんだよ。山崎、米が炊けてねぇって大騒ぎになってんぞ」
「えぇっ!?嘘ォ〜〜」
山崎がパタパタと廊下を走っていく。その後ろ姿を見つめている、自分の目線を自覚しているんだろうか。
────何が鬼の副長だ。ひとりの部下に入れ込んでやられちまって、そんなにやけた表情。
「…調子乗ってると」
「あ?」
「いつか噛み付かれますぜィ」
真っ黒な猫を白昼夢に見る。馬鹿な奴。なんて顔で笑ってんだよ。
山崎を俺に返せと、言うタイミングがなくなってくる。
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