言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2006'05.19.Fri
悪い癖。
戦闘は長引かせてはいけない。私の武器は傘だから。
そうわかっているはずなのに、こいつとやると調子が狂う。
…あ、だめだ。くらくら、ちかちか、そしてダウン────
「おい」
「……」
「焦るぜェ」
目を開けると日陰に寝かされていた。木漏れ日がわずかに差す。
去年の祭りで配られていた団扇で風が送られていた。起きたんなら自分でやれ、と押し付けられる。朦朧としたままそれを受け取った。
お前ぶっ倒れるぐらいなら本気になるなよな、本気になんねーと俺に叶わねえのはわかってっから俺が加減してやらァ、だから
「今度からブッ倒れるなら先に言え」
馬鹿な男に返事はしない。梅雨に戻ればいいのに、目を閉じて呟くと馬鹿言うなと顔をしかめた。だってこんなに暑いのが悪い、
「ほれ」
「……」
唇にひやりと何か触れて、見るとアイスだった。黙って口を開けると一口分が入ってくる。
「こうも暑くちゃな」
蝉の鳴き声がする。木陰で聞くそれは心地よい。喉を流れる冷たさに満足だ。
ふっと唇が触れた。アイスで濡れた冷たい唇。
「…お前暑さで脳味噌腐ったんじゃねーの」
「そうかもな、クーラー壊れたんでィ」
「クーラー欲しいヨ」
力の入らない手で団扇を仰ぐ。空気は生ぬるい。風が吹けばいいのに。
「…もっとチョーダイ」
「キスを?」
「アイスを!」
戦闘は長引かせてはいけない。私の武器は傘だから。
そうわかっているはずなのに、こいつとやると調子が狂う。
…あ、だめだ。くらくら、ちかちか、そしてダウン────
「おい」
「……」
「焦るぜェ」
目を開けると日陰に寝かされていた。木漏れ日がわずかに差す。
去年の祭りで配られていた団扇で風が送られていた。起きたんなら自分でやれ、と押し付けられる。朦朧としたままそれを受け取った。
お前ぶっ倒れるぐらいなら本気になるなよな、本気になんねーと俺に叶わねえのはわかってっから俺が加減してやらァ、だから
「今度からブッ倒れるなら先に言え」
馬鹿な男に返事はしない。梅雨に戻ればいいのに、目を閉じて呟くと馬鹿言うなと顔をしかめた。だってこんなに暑いのが悪い、
「ほれ」
「……」
唇にひやりと何か触れて、見るとアイスだった。黙って口を開けると一口分が入ってくる。
「こうも暑くちゃな」
蝉の鳴き声がする。木陰で聞くそれは心地よい。喉を流れる冷たさに満足だ。
ふっと唇が触れた。アイスで濡れた冷たい唇。
「…お前暑さで脳味噌腐ったんじゃねーの」
「そうかもな、クーラー壊れたんでィ」
「クーラー欲しいヨ」
力の入らない手で団扇を仰ぐ。空気は生ぬるい。風が吹けばいいのに。
「…もっとチョーダイ」
「キスを?」
「アイスを!」
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