言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2013'11.19.Tue
大会は第一試合敗退で、野球部員全員坊主になることになった。折角伸びてきたのに、と嘆く先輩たち、時代錯誤だろと嘆く同輩。野球部と言えば坊主は免れない運命なのかもしれない。試合に負けた悔しさとはまた違う意味で泣きそうになっている部員たちと解散の号令の後、コニーだけ監督に呼び止められた。
「コニー、お前はいいからな」
一瞬何を言われたのかわからなかった。コニーがぽかんとしていると、当たり前だろ、と後ろにいたジャンに小突かれる。
「お前、女なんだから」
「え、でも」
「あークッソー!坊主かよォ」
ツーブロックを維持してきたジャンが後頭部をかきむしる。ババァが家で待機してやがんだよな、などとぼやいているのもどこか遠く、コニーは手のひらを見る。今日は1日、バッドもグローブも握っていない。選手たちのストレッチにつき合って、声が枯れるまで応援をしていた。理由は簡単、コニーが野球部ただひとりの女子部員だからだ。それを承知で春から練習に混ざり、一緒に野球をしてきた。それなのに最後に仲間ではないと突き放されたようで、頭が真っ白になる。
それが無性に悔しくて、――
教室に近づくとジャンがエレンにからかわれている声が聞こえてきた。ジャンが何よりも嫌だったことだろう。自分もからかってやろう、とコニーは元気よく教室のドアを開けた。
「おっはよー!」
コニーを見たクラスメイトが一斉に硬直したのがわかった。その視線は登校中にさんざん浴びたものと同じなので、もう気にならない。
「どう?セーラー服と坊主頭」
「ばっ……馬鹿かお前!」
真っ先に反応したのはジャンだった。コニーと同じ坊主頭は、顔が整っているだけあって意外と似合っている。
「お前はいいって言われてただろ!」
「いいじゃん、オレもイメチェン!お揃いジャン」
ジャンの頭を撫でると自分と同じ手触りだ。それを笑うとジャンは深く溜息をつく。
「お前、ただでさえ色気ねえってのに」
「いや、でも意外と似合ってるだろ?」
「馬鹿だろ」
「思い切ったことすんなぁ」
エレンも驚きはしたようだが、まじまじとコニーの全身を見る。
「まあ、痴漢には遭わないんじゃねえか?」
「へっ、遭ったことねえよ!」
「コニー!」
エレンと笑い合っていると背後から誰かに飛びつかれた。振り返るとコニーとはおよそ真逆と言えるクラスのアイドル、クリスタだ。その時初めて、しまった、と後悔する。
「コニー!それどうしたの!?」
「いや、ちょっとした気分転換で」
「伸ばすって約束したじゃない!」
「あーごめんごめん、これから伸ばす」
「当たり前よ!……触っていい?」
「おう、触れ触れ」
頭を向けてやると恐る恐るとコニーの頭に手が触れた。細い指は少しくすぐったい。
「……ちょっと気持ちいい」
「だろ」
笑って返すとクリスタは複雑そうに眉をひそめた。
そうこうしているうちに予鈴が鳴る。わらわらと解散して各々が席につく間に、担任のマルコが入ってきた。いつもの調子で教室を見渡し、コニーを見て手にしていたプリントの束を落とす。ばさりと広がったそれに気づくこともなく、マルコはコニーを見て顔を青くした。
「……イジメ?」
「違う!違うから!」
すっかり血の気の引いたマルコに慌てて否定する。ともすればこの真面目な担任のせいで大事になりそうだ。
元々セーラー服に違和感があるほどのショートカットだったのだ、坊主になったところでコニーの印象はさほど変わらない。心配してくれるのはありがたいが、家では散々笑われていたのでそんなリアクションをされると戸惑ってしまう。
コニーが平然としており、クラスを沸かせる笑いも陰湿なものではないとわかったのか、マルコはほっと息を吐いた。心臓が止まるかと思ったよ、と大袈裟に言われて笑い飛ばす。前の席の生徒がプリントを集めて渡したのを受けてやっと落としたことに気づき、マルコのリアクションにまたクラスには笑いが起きた。
「むちゃくちゃするなぁ。コニーも女の子なんだから」
「オレが女に見えるやつなんかそういねえって」
「そんなことは、ないと思うけど」
コニーが笑い飛ばすと、マルコは複雑そうに苦笑した。
*
「……お前、ユニフォームだと完全に男だな」
「オレも思った」
ジャンが顔をひきつらせたのがおもしろくてコニーは笑う。今日は一日笑いっぱなしだ。
部活の時間になり、周りはみんな坊主だらけになると自分も随分馴染む。
「……んん!?」
「二度見すんなよ〜」
監督の反応が予想以上に大きくて、コニーはけらけら笑って肩を揺らす。ライナーはその強面に似合わず意外と表情豊かな男で、朝から驚かれることに慣れていたコニーもまた笑ってしまうほどだった。
「お前、コニーか!?」
「似合う?」
「お前……女子がなんつう頭を。お前はしなくていいって言っただろ」
どこか呆然としながらライナーは大きな手でコニーの坊主頭を撫でた。素肌が感じるぬくもりがくすぐったい。
「いいんだよ、オレも野球部員だ!」
「それにしたって……いや、まあ、悪い虫はつかねえかもしれねえが……」
「オレなんかどんな頭でも一緒だって」
「そんなことはないだろ。お前だって、かわいい女の子だ」
「うへぇ、目ェおかしいんじゃねえの?」
かわいいはずがない。我ながら、ユニフォームに着替えた自分は男にしか見えなかった。自分が一番よくわかっている。
別に男になりたいと思うわけではない。ただ、男のように扱われる方が性に合っていた。かわいい服も恋の話も興味がない。
「オレも坊主にしたことあるが、寒くねえか?」
「あー、確かに寒い」
「風邪ひくなよ〜」
「オレ馬鹿だから風邪ひかねーし」
コニーの軽口にライナーは肩を叩いてからかう。マルコの心配そうな様子よりは、こちらの方がよっぽど落ち着いた。
突然ジャンに肩を抱き寄せられた。驚いてジャンを見上げると、睨むようにライナーを見ている。
「あんまベタベタすんなよ、セクハラで訴えるぞ」
「お前こそ、同意を得てない相手にやらかすんじゃねえぞ。まぁそんな度胸ないだろうけどな」
「何?ジャン、いてぇんだけど」
「……悪い」
ジャンはすぐに手を離したが、まだふたりはにらみ合っている。わけがわからない。
「何?」
「何でもねえよ。よっし、始めっぞー!」
ライナーの声が部員を集めた。腑に落ちないままジャンを見ると、乱暴な手つきで頭を撫でられる。
「何だよ!」
「そうやって簡単に触られてんじゃねえよ!」
「はぁ?意味わかんねえ」
隣で舌打ちをするジャンに理不尽さを覚えるが、整列が始まりそれ以上聞くことができなかった。
*
「ありがとうございましたっ!」
全員が坊主頭での部活は、みんな嫌々だったものの、なかなか気合いの入るものだった。確かに少々寒い気もするが、動き出せばむしろ髪が邪魔だったようにも思えるほどだ。
解散して片付けも済み、コニーは女子テニス部の部室に向かっていく。唯一の女子部員であるコニーには当然ながら自由に使える部室はなく、女子テニス部に間借りしている状態だ。
「コニー!」
スパイクを鳴らして走る途中に呼び止められ、見れば声の主はアルミンだ。優秀な彼は今日は弁論大会に出ていたはずだ。
「よう!どうだった?」
「ふふ、今度の朝礼をお楽しみに」
「ってことはなんか賞取ったんだな?すげーやつだなお前は」
「どうも。それよりコニーも、思い切ったことしたね」
「へ?ああ、頭な。お前よく一目でオレだってわかったな」
「そりゃあ、毎日見てるから」
「ふーん、頭がいいやつは目もいいんだな」
「ちょっと違うけど……まあいいか」
「変?」
「ううん、似合ってる。かっこいいね」
アルミンが笑うと自分よりもよほどかわいらしい。自分の制服と取り替えた方がいいのではないかと思うほどだ。
「触っていい?」
「おう、いいぜ!」
もう頭は触られ慣れた。そういえばジャンがよくわかんないこと言ってたっけ、と思った矢先、アルミンの手が頬に触れる。
「……へ?」
「冷たくなってる。今日寒かったもんね」
「あ、うん……動くと体はあったまるんだけどな」
「女の子なんだからあんまり冷やしちゃだめだよ」
「うん……」
「アルミン!」
スパイクの音にはっとした。アルミンの手が離れ、慌てて振り返るとジャンが走ってきている。その手にあるのは野球帽で、コニーは自分がそれを持っていないことに気がついた。
「やあジャン、お疲れさま」
「やあじゃねえ!何してんだ!」
「何も?じゃあねコニー、風邪ひかないようにね」
「あ、うん……」
誰をも魅了してしまうんじゃないだろうかと思うような笑顔を残し、アルミンは校舎に向かっていく。報告か何かの途中だったのかもしれない。着いていけなくて惚けていると、ジャンに強引に野球帽をかぶせられた。その勢いでよろけてジャンを睨むが、彼も仏頂面だ。
「何だよ!」
「オレに触られてもそんな顔しねえくせに!」
「はぁ?」
今日のジャンはどこか変だ。しかし悪いのがコニーなのかどうかもよくわからない。
「さっさと着替えてこい!」
「わっ!」
背中を叩かれてバランスを崩し、立ち直った頃にはジャンは走り去っている。
なんなんだあれ、生理か?
一部始終を眺めていた女子テニス部員たちが修羅場だと色めき立っていることはまだ知らない。コニーは首を傾げて部室に向かった。
「コニー、お前はいいからな」
一瞬何を言われたのかわからなかった。コニーがぽかんとしていると、当たり前だろ、と後ろにいたジャンに小突かれる。
「お前、女なんだから」
「え、でも」
「あークッソー!坊主かよォ」
ツーブロックを維持してきたジャンが後頭部をかきむしる。ババァが家で待機してやがんだよな、などとぼやいているのもどこか遠く、コニーは手のひらを見る。今日は1日、バッドもグローブも握っていない。選手たちのストレッチにつき合って、声が枯れるまで応援をしていた。理由は簡単、コニーが野球部ただひとりの女子部員だからだ。それを承知で春から練習に混ざり、一緒に野球をしてきた。それなのに最後に仲間ではないと突き放されたようで、頭が真っ白になる。
それが無性に悔しくて、――
教室に近づくとジャンがエレンにからかわれている声が聞こえてきた。ジャンが何よりも嫌だったことだろう。自分もからかってやろう、とコニーは元気よく教室のドアを開けた。
「おっはよー!」
コニーを見たクラスメイトが一斉に硬直したのがわかった。その視線は登校中にさんざん浴びたものと同じなので、もう気にならない。
「どう?セーラー服と坊主頭」
「ばっ……馬鹿かお前!」
真っ先に反応したのはジャンだった。コニーと同じ坊主頭は、顔が整っているだけあって意外と似合っている。
「お前はいいって言われてただろ!」
「いいじゃん、オレもイメチェン!お揃いジャン」
ジャンの頭を撫でると自分と同じ手触りだ。それを笑うとジャンは深く溜息をつく。
「お前、ただでさえ色気ねえってのに」
「いや、でも意外と似合ってるだろ?」
「馬鹿だろ」
「思い切ったことすんなぁ」
エレンも驚きはしたようだが、まじまじとコニーの全身を見る。
「まあ、痴漢には遭わないんじゃねえか?」
「へっ、遭ったことねえよ!」
「コニー!」
エレンと笑い合っていると背後から誰かに飛びつかれた。振り返るとコニーとはおよそ真逆と言えるクラスのアイドル、クリスタだ。その時初めて、しまった、と後悔する。
「コニー!それどうしたの!?」
「いや、ちょっとした気分転換で」
「伸ばすって約束したじゃない!」
「あーごめんごめん、これから伸ばす」
「当たり前よ!……触っていい?」
「おう、触れ触れ」
頭を向けてやると恐る恐るとコニーの頭に手が触れた。細い指は少しくすぐったい。
「……ちょっと気持ちいい」
「だろ」
笑って返すとクリスタは複雑そうに眉をひそめた。
そうこうしているうちに予鈴が鳴る。わらわらと解散して各々が席につく間に、担任のマルコが入ってきた。いつもの調子で教室を見渡し、コニーを見て手にしていたプリントの束を落とす。ばさりと広がったそれに気づくこともなく、マルコはコニーを見て顔を青くした。
「……イジメ?」
「違う!違うから!」
すっかり血の気の引いたマルコに慌てて否定する。ともすればこの真面目な担任のせいで大事になりそうだ。
元々セーラー服に違和感があるほどのショートカットだったのだ、坊主になったところでコニーの印象はさほど変わらない。心配してくれるのはありがたいが、家では散々笑われていたのでそんなリアクションをされると戸惑ってしまう。
コニーが平然としており、クラスを沸かせる笑いも陰湿なものではないとわかったのか、マルコはほっと息を吐いた。心臓が止まるかと思ったよ、と大袈裟に言われて笑い飛ばす。前の席の生徒がプリントを集めて渡したのを受けてやっと落としたことに気づき、マルコのリアクションにまたクラスには笑いが起きた。
「むちゃくちゃするなぁ。コニーも女の子なんだから」
「オレが女に見えるやつなんかそういねえって」
「そんなことは、ないと思うけど」
コニーが笑い飛ばすと、マルコは複雑そうに苦笑した。
*
「……お前、ユニフォームだと完全に男だな」
「オレも思った」
ジャンが顔をひきつらせたのがおもしろくてコニーは笑う。今日は一日笑いっぱなしだ。
部活の時間になり、周りはみんな坊主だらけになると自分も随分馴染む。
「……んん!?」
「二度見すんなよ〜」
監督の反応が予想以上に大きくて、コニーはけらけら笑って肩を揺らす。ライナーはその強面に似合わず意外と表情豊かな男で、朝から驚かれることに慣れていたコニーもまた笑ってしまうほどだった。
「お前、コニーか!?」
「似合う?」
「お前……女子がなんつう頭を。お前はしなくていいって言っただろ」
どこか呆然としながらライナーは大きな手でコニーの坊主頭を撫でた。素肌が感じるぬくもりがくすぐったい。
「いいんだよ、オレも野球部員だ!」
「それにしたって……いや、まあ、悪い虫はつかねえかもしれねえが……」
「オレなんかどんな頭でも一緒だって」
「そんなことはないだろ。お前だって、かわいい女の子だ」
「うへぇ、目ェおかしいんじゃねえの?」
かわいいはずがない。我ながら、ユニフォームに着替えた自分は男にしか見えなかった。自分が一番よくわかっている。
別に男になりたいと思うわけではない。ただ、男のように扱われる方が性に合っていた。かわいい服も恋の話も興味がない。
「オレも坊主にしたことあるが、寒くねえか?」
「あー、確かに寒い」
「風邪ひくなよ〜」
「オレ馬鹿だから風邪ひかねーし」
コニーの軽口にライナーは肩を叩いてからかう。マルコの心配そうな様子よりは、こちらの方がよっぽど落ち着いた。
突然ジャンに肩を抱き寄せられた。驚いてジャンを見上げると、睨むようにライナーを見ている。
「あんまベタベタすんなよ、セクハラで訴えるぞ」
「お前こそ、同意を得てない相手にやらかすんじゃねえぞ。まぁそんな度胸ないだろうけどな」
「何?ジャン、いてぇんだけど」
「……悪い」
ジャンはすぐに手を離したが、まだふたりはにらみ合っている。わけがわからない。
「何?」
「何でもねえよ。よっし、始めっぞー!」
ライナーの声が部員を集めた。腑に落ちないままジャンを見ると、乱暴な手つきで頭を撫でられる。
「何だよ!」
「そうやって簡単に触られてんじゃねえよ!」
「はぁ?意味わかんねえ」
隣で舌打ちをするジャンに理不尽さを覚えるが、整列が始まりそれ以上聞くことができなかった。
*
「ありがとうございましたっ!」
全員が坊主頭での部活は、みんな嫌々だったものの、なかなか気合いの入るものだった。確かに少々寒い気もするが、動き出せばむしろ髪が邪魔だったようにも思えるほどだ。
解散して片付けも済み、コニーは女子テニス部の部室に向かっていく。唯一の女子部員であるコニーには当然ながら自由に使える部室はなく、女子テニス部に間借りしている状態だ。
「コニー!」
スパイクを鳴らして走る途中に呼び止められ、見れば声の主はアルミンだ。優秀な彼は今日は弁論大会に出ていたはずだ。
「よう!どうだった?」
「ふふ、今度の朝礼をお楽しみに」
「ってことはなんか賞取ったんだな?すげーやつだなお前は」
「どうも。それよりコニーも、思い切ったことしたね」
「へ?ああ、頭な。お前よく一目でオレだってわかったな」
「そりゃあ、毎日見てるから」
「ふーん、頭がいいやつは目もいいんだな」
「ちょっと違うけど……まあいいか」
「変?」
「ううん、似合ってる。かっこいいね」
アルミンが笑うと自分よりもよほどかわいらしい。自分の制服と取り替えた方がいいのではないかと思うほどだ。
「触っていい?」
「おう、いいぜ!」
もう頭は触られ慣れた。そういえばジャンがよくわかんないこと言ってたっけ、と思った矢先、アルミンの手が頬に触れる。
「……へ?」
「冷たくなってる。今日寒かったもんね」
「あ、うん……動くと体はあったまるんだけどな」
「女の子なんだからあんまり冷やしちゃだめだよ」
「うん……」
「アルミン!」
スパイクの音にはっとした。アルミンの手が離れ、慌てて振り返るとジャンが走ってきている。その手にあるのは野球帽で、コニーは自分がそれを持っていないことに気がついた。
「やあジャン、お疲れさま」
「やあじゃねえ!何してんだ!」
「何も?じゃあねコニー、風邪ひかないようにね」
「あ、うん……」
誰をも魅了してしまうんじゃないだろうかと思うような笑顔を残し、アルミンは校舎に向かっていく。報告か何かの途中だったのかもしれない。着いていけなくて惚けていると、ジャンに強引に野球帽をかぶせられた。その勢いでよろけてジャンを睨むが、彼も仏頂面だ。
「何だよ!」
「オレに触られてもそんな顔しねえくせに!」
「はぁ?」
今日のジャンはどこか変だ。しかし悪いのがコニーなのかどうかもよくわからない。
「さっさと着替えてこい!」
「わっ!」
背中を叩かれてバランスを崩し、立ち直った頃にはジャンは走り去っている。
なんなんだあれ、生理か?
一部始終を眺めていた女子テニス部員たちが修羅場だと色めき立っていることはまだ知らない。コニーは首を傾げて部室に向かった。
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