言い訳置き場
言い訳を書いていきます。誤字の報告などあればありがたいです。 ※唐突にみゅネタややぎゅにおの外の人のかけ算が混ざるのでご注意下さい。 日常はリンクのブログから。
2013'12.27.Fri
えー、ばかばかしいお話を一席。いやぁ今日はね、紋付きなんて仕立ててもらっちまいまして、全く親ばかなんですから。今着てるこれなんですけどね、皆様よぉっく見といて下さい。明日には質屋に並んでます。へへっ、ドケチにゃもったいなくて持っていられませんからね。
ドケチといやぁ、昔こんなことがありました。私の友人に喜三太というナメクジが大好きなやつがおりまして、それはもう目に入れても痛くないとばかりにかわいがっていましてね。ナメ壷なんてぇ壷でナメクジを飼って毎日持ち歩いていたのでございます。ナメクジには1匹ずつ名前があったんですが、さてどんな名だったか忘れましたが、仮にナメ吉としましょうか。ある日ナメクジたちを散歩させていた喜三太はナメ吉がいないことに気がついた。こうなると喜三太はもう気が気じゃなく、飯を食っても風呂に入ってもそればかり。しまいには泣き出したもんだから、仕方なく友人たちで探してやることにしたんです。もちろん私も「お礼は出るかいっ」てな具合でひと口のっかりました。友情だろうが愛情だろうが、無償じゃおまんま食えませんからね。みんなで一匹のナメクジを探すってのはまた、おかしな光景ですよ。床下やら草むらやらを見てますから、はて犬か猫でも迷い込んだのかと人が聞けば、みんな「ナメクジさんやーい!」「ナメ吉やーい!」なんてやっててね。「やい、ナメクジなんか探してどうすんねや」「へえ、焼いて食います」なんてふざけて喜三太に怒られもしましたが、結局その日ナメ吉を見つけたのは私でした。というのも、へへ、軒下に小銭を見つけたんです。おっ、こりゃ儲けたなと思って手を伸ばせば、ぐにょっとしている。銭の上にナメ吉がいたんですな。ナメクジってのは、ありゃ触りたいもんじゃないですね、手のひらで遊ばせてる喜三太は一体どんな神経をしてるんだか。引きはがすのも嫌で小銭ごとナメ吉を持ってった。喜三太は大喜びで、もういなくなっちゃだめだよ、なんて言いながら壷を差し出す。私は返してやろうとナメ吉を差し出したんですが、手から小銭が離れない……いや、小銭からナメクジが離れない。どうにか壷の上でナメクジを落とそうとするんですが、あいつらは張りつくのが生業みたいなもんですからしつこいんです。遂に腕を振ったら小銭が指からすっぽ抜け、ナメクジと一緒にナメ壷に入ってしまった。ドケチが手にした銭を手離したなんてもうこれはドケチ失格です。挽回のためぱっとナメ壷に手を突っ込むと喜三太が悲鳴をあげましたが、そんなことに構っちゃいられません。ナメ壷の中はなんと言いますか、ぬるっと、べたっと、ぬとっと、ぐちゃっと、まあご想像にお任せしますが、とある方は女に似てるなんて言っちゃって、一体どういうことなんでしょうね。さて、そのナメ壷はさほど深くはないので小銭はすぐに見つけかりましたが、底をすくううちに、もう一枚小銭を見つけた。それどころか二枚三枚と底に貼りついている。きっと喜三太が知らずに落としたものだろうとは思いましたが、触れてしまったからにはドケチのものだ。そろって手のひらに握りしめて、壷から腕を抜こうとしたが、抜けない。ま、賢い方はおわかりでしょうが、こうして握ってるもんだから、壷の口より拳の方が大きいんですな。しかし一度握った小銭を残すなんてことをすればドケチの名が泣きます。最終的に仲間内で一番賢い庄左ヱ門が、指に小銭を挟んで指を伸ばして引き抜け、と言いまして、私の手は無事ナメ壷から解放されたのでありましたが、もらえた小銭は外で拾った一枚だけでありました。
私のドケチに関する話はご存じの方は幾つかご存じでしょうが、私は基本的には小銭稼ぎをしております。でかい仕事はしないんですな。一度に大金を持つと、持ち歩けなくなる。何を隠そう、私は全財産を身につけて持ち歩いているのです。この懐に。もし私がこんな安上がりの舞台でだらだらとくだらない話をするだけののんきな商売をしている間に、金を取られてしまっては元も子もございませんからな。
えー、私にはドケチの師匠が何人かおりますが、一番始めに師事したのは長屋の隣に住んでいた西念というインチキ坊主でございました。ぼろっちい身なりであっちへ行っては「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」、こっちへ行っては「なんみょうほうれんげ」、そっちへ行ったら「アーメン」ってな具合でちまちまと稼いでおったわけですな。あるときその西念が煩いまして、医者を呼んで薬でも飲めば治ったのかもわかりませんが、ドケチというのはとにかく金を使うのが嫌いです。そんなことに金を使うぐらいなら、自然に治るのを待ってうずくまってた方がましだってんで、ずっと食うものも食わず臥せっていた。あまりにも姿を見かけないもんで、さすがに心配になって私も様子を見に行ったんです。
「やーい、西念さん、加減はどうだい」「何持ってきたぁ」「死にそうな声で何ほざいてやがる。あれあれ、元々細いのに骨と皮じゃないか。直に骨だけになっちまうぜ」「なんだきり丸か」
見舞いにきたってのになんだはねえだろ、つれねぇな。ちゃんと食ってんのかい?だめだよ飯は食わねえと。体は資本ってぇんだから。何か買ってきてやろうか、食べたいもの、何かあるだろ。え、言ってみな。今日だけ特別にタダで頼まれてやるからよ。何?……あんころ餅だぁ?具合が悪いってのにンな喉につまりそうなもんが食いてぇとは変わった坊主だ。まあいいや、買ってきてやるよ。ほれ。……ほれ、金出せよ。あ?あったり前じゃねえかドケチが金出せるかよ。……何、見舞いに来た方が出すのが道理だ?ったく余計なこと言っちまったぜ、しょうがねぇなぁ。どれぐらい欲しいんでぃ……何?ひと山?そんなに食うのかい?しんべヱ並の食欲じゃねえか!なんぼ何でもそれは聞けねえ頼みだな、と西念の部屋から逃げ出したものの、棺桶に片足つっこんでる病人の望みを無視するのはさすがのドケチでも少々後味が悪い。なんと言っても、何かの間違いで元気になって、恨み節でも聞かされちゃたまらない。こうなった手前手ぶらで西念のところに戻るわけにも行かないってんで、仕方なく餅屋まで行ったはいいものの、握りしめた拳からは小銭は離れてくれず、結局俺は餅屋の亭主に値切りに値切って餅をひと山手に入れた。
「ほら西念さん、お望みの餅だよ。ひと山だよ!ったく、ドケチが大枚叩いたんだからこれで元気になってくれなきゃ丸損だよ」「おお、ありがとよ」「ほら食いなよ。身を切る思いで買ってきたんだからよ、これ食って元気になってもらわなきゃやってらんねぇぜ」「ありがたくいただくよ」「おう、食いねぇ」「いただくよ」「たんと食え」「そうするよ」
なんて言いながら、西念はこちらを気にしてるだけで餅に手を出そうとしない。……何してんだよ、食いなよ。何?食べるところを見られたくないだぁ?何を女々しいことを言ってんだい、こちとら金出して見舞ってんだ、ちゃぁんとこの目の前で食べてくれなきゃ丸損だ。ほれ、あいたッ!なんだよ、叩くこたァねぇだろ。ったく、病人の癖にいじきたねぇ奴だぜ。それなら俺ァ帰るからよ、ちゃんと食って寝ろよ!ったく何考えてやがんだ。ほんとにちゃんと食ってんだろうな?まさか俺に買わせたものを売っぱらって儲ける気じゃあるめえな!
出てきたものの気になってしょうがないもんで、ボロっちい長屋の壁が隙間だらけなのをいいことに隣の部屋を覗きました。ったく、ほんとにドケチな坊主だぜ。食うとこ見てるぐらいで減りゃしないってんだ。ようやく起きあがってやがらぁ、背中ばっかりでよく見えねえな。もそもそと何かやってやがる。ありゃあ……なんだ?やっこさん、あんこと餅を分けてやがる。
ドケチといやぁ、昔こんなことがありました。私の友人に喜三太というナメクジが大好きなやつがおりまして、それはもう目に入れても痛くないとばかりにかわいがっていましてね。ナメ壷なんてぇ壷でナメクジを飼って毎日持ち歩いていたのでございます。ナメクジには1匹ずつ名前があったんですが、さてどんな名だったか忘れましたが、仮にナメ吉としましょうか。ある日ナメクジたちを散歩させていた喜三太はナメ吉がいないことに気がついた。こうなると喜三太はもう気が気じゃなく、飯を食っても風呂に入ってもそればかり。しまいには泣き出したもんだから、仕方なく友人たちで探してやることにしたんです。もちろん私も「お礼は出るかいっ」てな具合でひと口のっかりました。友情だろうが愛情だろうが、無償じゃおまんま食えませんからね。みんなで一匹のナメクジを探すってのはまた、おかしな光景ですよ。床下やら草むらやらを見てますから、はて犬か猫でも迷い込んだのかと人が聞けば、みんな「ナメクジさんやーい!」「ナメ吉やーい!」なんてやっててね。「やい、ナメクジなんか探してどうすんねや」「へえ、焼いて食います」なんてふざけて喜三太に怒られもしましたが、結局その日ナメ吉を見つけたのは私でした。というのも、へへ、軒下に小銭を見つけたんです。おっ、こりゃ儲けたなと思って手を伸ばせば、ぐにょっとしている。銭の上にナメ吉がいたんですな。ナメクジってのは、ありゃ触りたいもんじゃないですね、手のひらで遊ばせてる喜三太は一体どんな神経をしてるんだか。引きはがすのも嫌で小銭ごとナメ吉を持ってった。喜三太は大喜びで、もういなくなっちゃだめだよ、なんて言いながら壷を差し出す。私は返してやろうとナメ吉を差し出したんですが、手から小銭が離れない……いや、小銭からナメクジが離れない。どうにか壷の上でナメクジを落とそうとするんですが、あいつらは張りつくのが生業みたいなもんですからしつこいんです。遂に腕を振ったら小銭が指からすっぽ抜け、ナメクジと一緒にナメ壷に入ってしまった。ドケチが手にした銭を手離したなんてもうこれはドケチ失格です。挽回のためぱっとナメ壷に手を突っ込むと喜三太が悲鳴をあげましたが、そんなことに構っちゃいられません。ナメ壷の中はなんと言いますか、ぬるっと、べたっと、ぬとっと、ぐちゃっと、まあご想像にお任せしますが、とある方は女に似てるなんて言っちゃって、一体どういうことなんでしょうね。さて、そのナメ壷はさほど深くはないので小銭はすぐに見つけかりましたが、底をすくううちに、もう一枚小銭を見つけた。それどころか二枚三枚と底に貼りついている。きっと喜三太が知らずに落としたものだろうとは思いましたが、触れてしまったからにはドケチのものだ。そろって手のひらに握りしめて、壷から腕を抜こうとしたが、抜けない。ま、賢い方はおわかりでしょうが、こうして握ってるもんだから、壷の口より拳の方が大きいんですな。しかし一度握った小銭を残すなんてことをすればドケチの名が泣きます。最終的に仲間内で一番賢い庄左ヱ門が、指に小銭を挟んで指を伸ばして引き抜け、と言いまして、私の手は無事ナメ壷から解放されたのでありましたが、もらえた小銭は外で拾った一枚だけでありました。
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